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2021年から過去4年のビットコイン価格を振り返り、これまでのマーケットの歴史を理解する

メインイメージ

暗号資産の価格が高騰しています。

ビットコインやイーサリアムをはじめとした主要銘柄は最高値を更新しており、その他の主要アルトコインからマイナー銘柄なども物色されています。

昨年3月に新型コロナウイルスで相場が急落したあと数カ月後、強気相場に転換して、その後既に1年近くの間、強気のトレンドを維持しています。

その強気相場に伴い、日本の暗号資産取引所各社もテレビCMなどを放送しており、恐らくこの1年に初めて暗号資産を購入した人も多いのではないのでしょうか。

しかしこの1年だけを見れば暗号資産の歴史の中でもかつてない強気相場であり、今しか知らず、過去の相場展開を知らないことはマーケットで不利になるかもしれません。

そこで本コラムでは2017〜2020年に暗号資産市場がどのような動きをしてきたのか振り返ります。

※チャートは全てコインゲッコーから引用しています。

 

2017年のビットコイン価格推移

2017_chart

2017年は暗号資産が強気相場の年でした。

日本国内でも暗号資産取引所のテレビCMが放送されるようになったのはこの時期です。

また、この時期は日本も含めて各国で明確な規制が曖昧だったことから、各取引所やプロジェクトから派手な宣伝が目立った時期でもありました。

特に日本・中国・韓国の投資家が世界の相場を牽引していました。

2017年は暗号資産市場に初めて一般層の個人投資家が参入して、バブルを感じさせた年でした。

一方でその強気トレンドは長期間は続かず、このトレンドは2017年12月に転換期を迎えます。

12月18日にビットコインの先物が初めてCMEに上場した時がこのサイクルの最高値でした。

これまで機関投資家の空売りが困難だったビットコイン市場に空売り手段が出来たためです。

 

2018年のビットコイン価格推移

2018_chart

2018年は暗号資産市場全体が低迷した年だったと言えます。2017年12月の高値からずるずると下がった1年間となりました。

そのきっかけは上述のようにCME先物市場でもありますが、2018年1月26日に日本の暗号資産取引所コインチェックで起きたハッキングによるところも大きいです。

暗号資産取引所コインチェックは外部からのハッキング攻撃を受けたことによって、580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が盗難され、大規模な事件に発展しました。

この規模のハッキングは2021年の現在に至るまで暗号資産史上最大のハッキングとなっています。

この事件をきっかけに日本国内の規制は厳しくなり、新規上場などの遅れや事業者への当局の監視は強まりました。

日本がその動きが顕著ですが、世界でも似たような動きが起きていたのがこの年です。

また、機関投資家の参入が期待されていましたが、機関投資家にも種類は様々で、この頃に参入した機関投資家は小規模なヘッジファンドやファミリーオフィス系に留まりました。

 

2019年のビットコイン価格推移

2019_chart

2019年もまた一時盛り返しはあったものの、全体を通して弱気相場だったと言えます。

高値を切り下げ続けた2018年の弱気相場を受け、クリプトの冬の時代とも囁かれた時期でもありました。

とはいえ、2019年上半期は、ライトコインやBNBをはじめとする取引所トークンの循環相場の上昇に起因する「アルトコインシーズン」の到来や、テザー社の資金流入思惑などによる高値も一時記録しました。

一時は、2017年来の安値圏となる30万円台から150万円周辺まで上昇しています。しかし下半期からは持ち直しトレンドを継続できず、価格を大きく下げています。

しかし、2018年・2019年ともに重要な点は、価格が下落トレンドでも暗号資産全体で開発コミュニティは拡大し続けていたことです。

この期間も様々な開発を行っていたプロジェクトが2020年以降に注目されている側面もあります。

 

2020年のビットコイン価格推移

2020_chart

2020年は2021年の今まで続く強気トレンド入りをしたきっかけの年です。

新型コロナウイルスによる金融緩和と、それによる機関投資家のビットコインの見直しが大きなテーマであったと言えます。

2020年2月以降、中国から始まった新型コロナウイルスが世界中に蔓延して世界経済に未曾有の打撃を与え始めるに対して、各国の中央銀行は歴史上類をみない金融緩和によって金融市場を支えました。

それらの金融緩和により米ドルの流通量の増加と資産高が起こりました。

一方で、米ドルの相対的価値の下落が意識されるようになり、供給量がハードコーディングされたビットコインに注目が集まりました。

また、2020年5月には、3度目となる2020年の半減期により、マイニング報酬は1ブロックあたり12.5ビットコインから6.25ビットコインとなりました。

このような供給量削減のタイミングと、大規模金融緩和のタイミングが一致したことも強気相場入りした要因でしょう。

また、ビットコイン以外ではイーサリアム上の分散型金融が注目され、ETHの価格はBTCをアウトパフォームしました。

2020年後半にはマイクロストラテジーなど米国上場企業や、大規模なファンドがビットコイン購入を開始するに至って、ビットコインは確実に新たなサイクルに突入したことが明らかな状態になりました。

この強気サイクルは執筆している2021年2月現在まで継続しています。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

本コラムでは、2021年から過去4年のビットコイン価格を振り返り、これまでのマーケットの歴史を理解することを試みました。

執筆時点では暗号資産市場は強気相場ですが、強気相場はずっとは続かないという当たり前の事実を噛み締めながら過去を振り返る事もたまには必要でしょう。

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執筆者

Liquid編集部

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