Crypto Researcher at QUOINE Corporation
Ryoko Imoto
生まれてから10年足らずの仮想通貨市場は本当に大きくなり、約2100種類に上る仮想通貨が出回るようになりましたが、これらの仮想通貨はどのような仕組みで動いているのでしょうか。
一般的にはブロックチェーンと呼ばれるデータ構造を利用して動いているケースが多いと考えられます。ブロックチェーンとは、取引データの塊をブロックと見立てて、数珠繋ぎにし、取引を処理していくデータ管理の手法となります。つまり、実際に縦横高さを持った物理的なブロックが存在するわけではなく、あくまで概念的にブロックとしてデータが整理されることになります。
しかし、この様にブロックチェーンが主流だった仮想通貨業界も最近は動きが速く、将来はブロックチェーンに取って代わるのではないかと感じさせる仕組みが次々と出てきています。例えばIOTAに利用されているDAG - Directed Acyclic Graph - と呼ばれる方法では、前述の様な概念的なブロックを用いる代わりに、一つ一つの取引そのものをベースとしてデータの処理を行なっています。
このまま時代が進んで行くと、10年後にはどの様なデータ処理の仕組みが生まれているのか、もはや想像がつきません。それは取りも直さず、仮想通貨市場が大きな可能性に満ち溢れていることの証左でもあります。
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執筆者
Providing liquidity for the crypto economy.