アルトコインとは、仮想通貨の代表的存在であるビットコイン以外の仮想通貨を総称した呼び名です。「altcoin」と表示され、オルトコインと読むこともあります。
altとは代替という意味で、ビットコインの代替通貨をさす言葉です。
ビットコイン以外で知られている仮想通貨としてはリップルやイーサリアムなどがありますが、これらもすべてアルトコインです。
アルトコインは、ビットコインの欠点をカバーする目的や、決済手段以外の使用を行う目的など、開発された背景はさまざまです。アルトコインそれぞれに特徴があり、共通項は仮想通貨であるという点だけです。
アルトコインとしてよく知られている仮想通貨のひとつがリップルです。
リップル社が開発した送金システムで、単位はXRPです。
リップルはビットコインとは異なり、法定通貨でいう中央銀行のような管理者が存在しています。送金するために構築されたプラットフォームなのでトランザクション(取引)の承認が迅速です。
異なる通貨どうしをスピーディーに送金できるため、ブリッジ通貨とも呼ばれています。
リップルと同じくアルトコインとして知られているのがイーサリアムです。
中央管理者がいない状態でも動くアプリケーション、つまり分散型のアプリケーションを形成できるプラットフォーム上で使用される仮想通貨で、単位はETHです。
ビットコインが中央管理者を持たない決済手段として使われる仮想通貨なのに対して、イーサリアムは分散型アプリケーションの作成のために構築されたプラットフォームで使われる独自通貨です。
ライトコインもアルトコインのひとつとして注目度が高まっています。
ビットコインのプロトコルを踏まえて、元Google社員のチャーリー・リー氏が開発したオルトコインで、単位はLTCです。
ビットコインは、トランザクションの承認まで約10分かかります。円やドルといった法定通貨と比べると格段に早いのですが、ライトコインはさらに迅速で約2分半で承認が完了します。
ビットコインの承認速度が遅い点をカバーするために開発されたアルトコインです。
アルトコインはビットコインのプログラムに手を加えて開発されるのが基本なので、技術があれば開発が可能です。
現在は1000種を超えるアルトコインが存在していると言われていますが、広く認知されていないと送金や投資などのトランザクションができないため、「使われている」と言えるアルトコインはかなり絞られていると言えます。
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