BIPとは 暗号資産・仮想通貨 Liquid編集部(基礎) 2018年06月11日 BIP(Bitcoin Improvement Proposals:ビットコインインプルーブメントプロポーサルズ)とは、ビットコインのシステムや技術に関する提案文書の総称です。 システムや運用面に関する改善提案もあれば、設計やユーザーの方針を記したガイドラインもあり、その内容は多岐にわたります。 BIP101やBIP102など、BIP○○といった数字表記で提案が示されていて、ビットコインコミュニティーメンバーであれば誰でもBIPを提案することができます。 BIPには「Standards(標準)」「Informational(情報)」「Process(プロセス)」の3タイプがあり、Standardsはデータの変更に関するもの、Informationalはシステム設計やユーザーガイドラインに関するもの、ProcessではBIPに関する説明や変更に関するものに分けられています。 BIPが提案されると、そのBIPについてコミュニティーメンバー間で議論されたり、レファレンス実装が行われたりします。 BIPの承認はコミュニティーメンバーの投票で決められ、多数の合意が得られると実装・利用が開始されます。 これまでに提案されたBIPの履歴は全て「github」に記録されていて、その中には既に実装されているBIPもあれば、合意が得られずに未承認のBIPもあります。 現在までに提案されたBIPの数は100を超えており、ビットコインを利用するうえで重要な内容が書かれているものも多くあります。 主なBIPとして、BIP101、BIP102などが挙げられます。 BIP101・102は、ビットコインのブロックサイズに関する内容が記述されているBIPです。 2018年5月現在、まだこのBIPは適用されていませんが、仮想通貨が直面している「スケーラビリティ問題」に関する問題が議論されています。トランザクション詰まりや未確認トランザクションなど、簡単には解決できない難題とも密接に結びついていて、現在も慎重な議論が重ねられています。 BIPと同様に、イーサリアムでもEIP(Ethereum Improvement Proposals:イーサリアムインプルーブメントプロポーサルズ)が開かれ、こちらでもイーサリアムに関するさまざまな提案が行われています。 このブログを定期購読する ブログを定期購読して、最新情報をチェックしましょう。 執筆者 Liquid編集部(基礎)
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