Bitcoin XTとは

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Bitcoin XTとは、ビットコイン取引におけるセキュリティやブロックのサイズに関する拡張案のことです。
2015年に、Bitcoin CommunityのチーフサイエンティストであるGavin Andresen氏が、外部からの攻撃に弱いビットコインの脆弱性への対応策およびブロックサイズ上限の緩和を目的として、BIP101(ビットコインの改善提案の101番目)で提案しました。この動きは、ビットコイン利用者の増加に伴って大きなとなっている「スケーラビリティ問題」に関連しています。
スケーラビリティ問題について詳しくは「スケーラビリティ問題」を参照して下さい。
 
Bitcoin XTではセキュリティの強化だけにとどまらず、ブロックのサイズを従来の1MBから8MBへと拡張することで、取引処理の速度向上や今後の発行量拡大への対応が含まれています。
しかし、処理速度向上といったメリットが生まれたと同時に、マイニングを高速で処理できるハイスペックなマシンの有無と、マイニングに費やすことのできる資金力の差で、ビットコインの支配力が決まってしまう可能性があるといったデメリットも指摘されました。
また、Bitcoin XTは現状のビットコインを利用するために必要なソフトウェアである「Bitcoin Core」との互換性がなく、導入する際にはハードフォークの必要があったため、導入に慎重になる声も多く挙がっていました。
 
そのほかにも、スケーラビリティ問題を解決する手段として「Segwit」「Segwit2x」「Bitcoin Unlimited」などさまざまな方法がユーザーコミュニティから提案されましたが、2017年12月にSegwitが導入されたのみで、根本的な解決には至っていません。
現在も、スケーラビリティ問題を解決するための議論が行われています。

投稿者

Liquid編集部(基礎)