デフレーションとは、通貨の価値が上がり、物価が下がることです。
略称で「デフレ」とも呼ばれます。
反対に、通貨の価値が下がり、物価が上がることを「インフレーション」と呼びます。
こちらも略称で「インフレ」とも呼ばれます。
物の価値と量は、需要と供給のバランスで成り立っています。需要が供給を上回る状態が続くと「デフレーション」となり、供給が需要を上回る状態が続くと「インフレーション」となります。
仮想通貨において、代表的なデフレーションの例はビットコインです。ビットコインは発行枚数の上限が2,100万BTCに決められており、2140年頃までにすべて発行される予定です。
ビットコインが発行されなくなると、ビットコインの価値が上がることで「デフレーション」が起こるのではないかと物議を醸しています。
法定通貨のように、通貨の価値が下がってしまう「インフレーション」は、ビットコインには起きません。
法定通貨は国が発行枚数をコントロールしていますが、ビットコインには中央銀行のような管理機関がないためです。
ビットコインの発行枚数の上限は決められていますが、実は変更が可能です。
しかし、発行枚数に上限があるために、通貨の希少性が担保されているので、安易に変更をしてしまうと通貨の価値が崩壊する恐れがあります。
ビットコインのように発行枚数の上限がある通貨のことを「デフレ通貨」と呼びます。
発行枚数の上限に近づけば近づくほど、通貨の価値が上がっていきます。ビットコイン以外では、リップル、ビットコインキャッシュなどが該当します。
反対に、発行枚数の上限がない通貨を「インフレ通貨」と呼びます。通貨を発行すればするほど、通貨としての価値が下がっていきます。インフレ通貨の代表は、イーサリアム、イーサリアムクラシックです。広義では、円やドルなどの法定通貨も該当します。
仮想通貨はそれぞれ「デフレ通貨」か「インフレ通貨」のどちらか一方になります。
しかし、法定通貨は「デフレ通貨」にも「インフレ通貨」にもなります。これは上述のように、通貨の流通を管理する機関があるかないかの違いにより起こります。
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