ECDSAとは 暗号資産・仮想通貨 Liquid編集部(基礎) 2018年06月06日 ECDSA(Elliptic Curve Digital Signature Algorithm:エリプティックカーブデジタルシグネチャーアルゴリズム)とは、楕円曲線デジタル署名アルゴリズムのことです。ECDSAは情報の安全性を保つデジタル署名の仕組みの一つで、ビットコインの電子証明などに利用されています。 インターネット上でやり取りされる情報には資産情報や個人情報など、漏えいすることで大きな被害になってしまうものが多くあります。 ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引もその一つです。 また、インターネットは通信内容を傍受されたり改ざんされたりする可能性もあります。 悪意を持った第三者がインターネット上の情報を改ざんすることで、機密情報が漏えいしてしまうリスクが考えられます。 そこで、仮想通貨取引では取引に「署名」を行います。 送付元と受取人がそれぞれ署名を行うことで、改ざんされていないことが証明され、安全性が確立されます。 このやり取りには「公開鍵」という誰でも知ることができる鍵と、「秘密鍵」というやり取りする人しか知らない鍵がペアになって使われます。 この鍵は暗号化技術を使って暗号化されています。 署名の方式は改良が重ねられるとともに、用途に応じていくつかの種類が存在します。その一つがECDSAで、ECDSAは公開鍵の暗号化技術の名前です。 従来から、幅広い分野で普及している暗号化技術としてRSA暗号というものがあります。 RSA暗号と比較すると、ECDSAには約1/10のコンパクトな容量で、同等の安全性を保証できるメリットがあります。 暗号データがコンパクトで済むため、処理速度が速く、計算性能が制限されている環境での利用にも適しています。 ECDSAは、データを暗号化する際に「楕円曲線離散対数問題」を用いることで、暗号化を難しく、復号化を容易にするシステムを実現しています。 このブログを定期購読する ブログを定期購読して、最新情報をチェックしましょう。 執筆者 Liquid編集部(基礎)
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