採掘速度(ハッシュレート)とは

仮想通貨/暗号資産取引における採掘速度(ハッシュレート)とは、仮想通貨/暗号資産を採掘する作業(マイニング)のスピードを指します。仮想通貨/暗号資産の採掘を行うには、高性能のパソコンで膨大な量の計算を行います。そのパソコンの計算力を測定する単位でhash/s(1秒間に1ハッシュ)という単位が使われます。パソコンの計算性能を表すK(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)などを頭につけて「5KH/s(キロハッシュ)」「1TH/s(テラハッシュ)」というように表現されます。
採掘速度と採掘難易度(ディフィカルティー)をあわせることで、仮想通貨/暗号資産の採掘量を算出することができます。また、ハイスペックなパソコンほど採掘速度も高いため、採掘を行うパソコンが採掘作業における計算を高速で処理できる性能かどうかを判断する際にも採掘速度を参照します。
採掘者が仮想通貨/暗号資産の採掘によって採掘報酬を積み上げていくには、スピードと量の両方が求められます。もっとも早く採掘検証が完了できた人だけに採掘報酬として仮想通貨/暗号資産が与えられますから、採掘速度が速ければ速いほど大量に採掘できることになり、得られる採掘報酬も増えやすくなります。
ビットコインやイーサリアムといった人気の仮想通貨/暗号資産については、ユーザーが増えていることから、採掘に使用されるコンピューターの性能争いが過熱してきています。パソコンに高い処理能力がなければ、採掘そのものもできなくなってきているのが現在の仮想通貨/暗号資産の採掘事情です。今後、個人で参加してもパソコンの性能を考えるとまず採掘はできないため、クラウドマイニングという採掘企業のハードウェアに小口投資する方法などが普及しつつある状況です。
これから採掘を始めようとする企業も従来通り採掘作業を続けようとする企業も、採掘速度を高度に保つためには多額の投資が必要です。本格的に取り組むためには高性能のパソコンを何台も接続して競争力を上げなければいけません。
かつて「仮想通貨/暗号資産は低コストで稼げる」というイメージがありましたが、採掘速度が採掘報酬量を左右する現在ではそうとは言えなくなってきています。
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