OmiseGO(オミセゴー)は、2017年7月に新規発行された仮想通貨のひとつです。OMGと表記されることもあります。
イーサリアムを元としたスマートコントラクトタイプの仮想通貨で、その取引内容はすべてブロックチェーンに記録されています。
日本人投資家の長谷川潤氏がCEOを務め、日本・タイ・シンガポールに拠点をもつ企業『OMISE』が展開しているOmiiseGO。東南アジア地域を中心に、仮想通貨と法定通貨のどちらでもリアルタイムに決済ができるというサービスの提供を目的として運営されています。
OmiseGOは将来性を高く評価されている仮想通貨で、その理由はいくつかあります。
まず、決済サービスに特化しているという点です。
現在展開されている決済プラットフォームは、銀行口座を持っている人だけが利用できるものがほとんどです。仮想通貨のユーザーすべてが利用できるとは限らず、公平性の面で問題だといわれています。
それに対して、OmiseGOは銀行口座をもっていなくても利用できる決済サービスを展開しているのが大きな特徴です。
高い確率で自分の銀行座を所有し、クレジットカードをはじめさまざまな決済手段を選べる日本とは異なり、東南アジアでは、自分の銀行口座を所有していない人がほとんどを占める国が多いです。
ただしこれらの国では、銀行口座はなくてもスマートフォンは持っているという人の割合が高いため、スマートフォンで簡単に決済サービスが利用できるしくみづくりが求められています。
OmiseGOは、こうしたニーズに応えられる仮想通貨として大きな期待を寄せられているのです。実際に今後さまざまな国で利用できるようになるだろうという見方が強いです。
また、ICO時にさまざまな優良企業から出資を受け、資金調達を行った点も評価が上がる理由と考えられています。
SBIホールディングスや三井住友グループといった国内の大手企業や、有名ベンチャーキャピタルのEast Ventures、600以上の支店を持つタイのアユタヤ銀行といった出資先がそろっていることから、信頼度の高い仮想通貨というイメージが広がっています。
タイの金融庁やマクドナルドで決済サービスとして採用している点や、イーサリアムの開発者ヴィタリック・ブテリン氏がOmiseGOに注目しているという主旨のツイートを行った点から、OmiseGOは将来性を高く期待されている仮想通貨だといえるでしょう。
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