オーバーシュートとは金融用語のひとつで、相場が急激に変動することによって上方向もしくは下方向に行きすぎた状況のことです。
価格が急落すると「下方にオーバーシュートした」、逆に高騰すると「上方にオーバーシュートした」といった表現をします。
オーバーシュートが起こる原因はいくつかあります。
まず、短時間で大量の仮想通貨の買い注文が入った場合はオーバーシュートが起きやすくなります。
意図的な場合もあれば誤発注などのミスである場合もあります。
また、投資家の心理的動揺が引き金になることもあります。
たとえば、ある仮想通貨にとっての好材料がニュースなどに出たり、逆に悪材料がSNSなどで拡散したりすると、投資家の心理として関心が一気に高まったり焦りを感じたりして買いや売りが集中します。
こうした状況に多くの投資家が影響されはじめると、そのトレンドに乗ろうと買いや売りがさらに殺到し、上方であっても下方であってもオーバーシュートの状態になりやすいといえるでしょう。
この他、設定した損切りラインを超えたことで自動的に損切りがスタートするという事態が大量に起こった場合でもオーバーシュートが起きることがあります。
仮想通貨は法定通貨よりも歴史が浅く、価値や価格が不安定であることが多いです。
ポジティブな材料でもネガティブな材料でも、広まると市場にすぐ反映されて価格が大きく変動しやすいのが現状です。
仮想通貨が注目を集め、人気がじわじわと高まっている反面で、正確な判断を行うための情報はまだ不足していますから、冷静に市場の値動きをチェックしてオーバーシュートに巻き込まれない対策をとることが必要です。
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