レファレンス実装とは

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レファレンス実装とは、何らかの機能を実現する働きをするハードウェア、もしくはソフトウェアのことをさします。

これを参考に、開発者以外の他者が独自に実装する際に、その実装を助ける目的でも使われます。

レファレンス実装は仕様が実際に実装できるかどうかの確認のために仕様書と並行して開発されていきます。

ある規格を決める時は、仕様書という形で細かい部分まで共通規格を設定していきます。

しかし、その内容は複雑かつ多岐にわたるため、いざ実装する段階になると、たとえば組み合わせの優先順位など仕様書だけでは判断がつかないさまざまな事態が発生する可能性があります。

 

そういった際にレファレンス実装を使って正しい動作が確認できれば、その仕様は正しい仕様として認識され、実行されます。

実装可能であることが確認できることで、安心して規格を決めていくことができるのです。

 

規格の設定時に、仕様の内容が間違っていないか、不正確な部分がないかなどを確認しながら進めていくことができるため、試験プログラムに不具合がないかをテストすることが可能です。

また、試験プログラムでは評価できない仕様を詳しく提示できるといった特徴もあわせ持っています。

 

レファレンス実装の本来の目的は、その仕様を知ってもらうことです。

そのため一般的には学究目的で提供されるケースが多いと言えます。しかし、仮想通貨におけるレファレンス実装というのは、一般的なレファレンス実装の考え方よりもさらに実用的で、仮想通貨市場でその仮想通貨の知名度をより高めるため、レファレンス実装したハードウェアやソフトウェアを商用として実装してもらう狙いで提供されます。

 

レファレンスとは「参考」という意味があります。

仮想通貨の取引を行うユーザーが、システムに従ってハードウェアやソフトウェアを実装し取引行為において使用していく際に、文字通り参考にするのがレファレンス実装です。

仕様の詳細が多岐にわたっていても、レファレンス実装を参考にすることで仮想通貨取引はよりスムーズに行えます。

 

仮想通貨の代表的存在であるビットコインの場合、レファレンス実装は2009年にソフトウェアを開発したと言われているSatoshi Nakamotoによって提供されました。ビットコインに関するプロトコル(通信規約)とともに、そのレファレンス実装であるBitcoin Coreが発表されています。

投稿者

Liquid編集部(基礎)