送金とは、あるウォレットから別のウォレットに仮想通貨を送ることです。
円やドルといった法定通貨を使って送金する場合は、銀行などの金融機関を通して行います。ネット銀行を通じて送金処理をすることも可能ですが、即時送金完了になるわけではありません。
仮想通貨/暗号資産における送金は基本的にP2P(ピア・ツー・ピア)という送金ネットワークを使ってすぐに行うことができ、いつでも送金したい時に送金処理ができるという大きなメリットがあります。
仮想通貨/暗号資産は法定通貨とは異なり、通貨そのものが目の前にあるわけではありません。あくまでもデータとしてウォレットに保存されています。仮想通貨/暗号資産の送金とは、P2Pネットワークを介して希望する分だけの仮想通貨/暗号資産のデータを有効にするという意味です。
代表的な仮想通貨/暗号資産であるビットコインの場合、送金を完了させるために必要なのは公開鍵、秘密鍵、ビットコインアドレスの3つです。
AさんからBさんにビットコインを送金する場合、Aさんは自分のウォレットからBさんのビットコインアドレスに送金するビットコイン枚数を指定します。指定した送信内容は秘密鍵を使って暗号化されます。これは電子署名と言われるもので、送信者であるAさんだけが所有する鍵です。
送信内容が暗号化できたら、公開鍵の情報と合わせてP2Pネットワークに送金リクエストを送ります。
Aさんの送金リクエストはP2Pに参加しているネットワークコンピューターが受け取り、検証が行われます。この検証に用いられる技術はブロックチェーンとよばれていて、送金に関して第三者が不当に介入していないか、Aさんが送った公開鍵の情報を使ってリクエストされた内容がきちんと確認できるかをチェックする技術です。
このチェック作業は10分前後で完了し、不正がないと判断されると同時にBさんのビットコインアドレスに送金データが登録され送金が完了します。
ビットコインの送金手数料は無料、もしくは有料でも数百円です。日本から送金する場合、国内であっても海外であっても変わりません。以前は数円で送金できていましたが、現在はビットコインが高騰しているために送金手数料も値上がりしてきています。
法定通貨を送金する場合は、国内送金だとネット銀行で200円台、都市銀行で400~800円台ですが、海外送金だとネット銀行で4,000円台、都市銀行だと最大8,000円台と高額になります。国内への送金はもちろん、海外への送金についても仮想通貨/暗号資産での送金は非常に低コストで注目を集めています。
QUOINE株式会社
仮想通貨交換業者 関東財務局長 第00002号
加入協会: 一般社団法人日本仮想通貨交換業協会/ 一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会/一般社団法人Fintech協会
お問い合わせ: support_jp@quoine.com
仮想通貨の取引を行う際には、以下の注意点にご留意ください。
- 仮想通貨は「法定通貨」ではありません。インターネット上でやりとりされる電子データです。
- 仮想通貨は価格が急落したり、ネットワークに問題が発生して突然無価値になってしまうなど、損失を被る可能性があります。また、価格変動の他に流動性・システム等の様々なリスクが存在します。各種規約・取引ルール等の内容をよくご理解いただき、ご自身の責任と判断で取引を行ってください。加えて、レバレッジ取引の場合は、必要証拠金の計算方法、証拠金率等レバレッジ取引の仕組みや、預託した証拠金を上回る損失が発生する可能性等特有のリスク等をよくご理解した上で取引を行ってください。
- 各取引の種類等に応じて所定の手数料をご負担いただく場合があります。
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