リップル(XRP)とは、2004年に開発され2013年から配布が開始された仮想通貨/暗号資産のひとつです。
カナダのプログラマーであるライアンフガー氏が開発しました。
通貨単位はXRPと表示されます。
1,000種類以上ある仮想通貨/暗号資産の中でも常に時価総額に置いて上位を占めているリップルは、世界的IT企業であるGoogle社が出資したことでも知られています。
発行総額は1,000億XRPです。
そのうち、約半分の550億XRPはロックアップされています。
ロックアップとは簡単に言うと凍結されている状態のことを指します。
発行元であるリップル社であっても自由に売買できず、一気に売却されるということは起こりません。
リップルのロックアップは2017年の年末から開始され、2018年から毎月10億XRP分がロックアップの期限を迎えて放出されます。
このスピードのまま進むと、550億XRPがすべて放出されるまでは55ヶ月かかる計算になりますが、放出されず余ったリップルは月末に再びロックアップされ、55ヶ月後まで操作はできないシステムになっているため、実際には完全に放出されるにはかなりの時間がかかることになります。
ロックアップの目的は、リップルの仮想通貨/暗号資産市場における流動性を高めることです。
ロックアップすることで、リップル社が大量のXRPを保有し一気に売却するのではないかという懸念を払拭し、安定的にリップルを提供できるという意味をもたせています。
リップルにはさまざまな通貨と直接取引できるという大きな特徴があります。
たとえば円からドルへの交換、ビットコインからドルへの交換などをしたい場合、XRPを使って交換することができます。
従来の送金システムでは銀行を中継して行っていたことをリップルネットワークというネットワークシステムを使って行うため、通常は数秒という従来よりもかなり早い時間で送金取引が完了します。
この迅速さは送金手数料の安さや1秒当たりのトランザクション(取引)の量の増加にもつながっています。
リップル社は世界中の100社を超える銀行や決済機関と提携を結びつづけています。
イングランド銀行やシンガポール金融管理局といった中央銀行とも提携しており、これらの銀行や決済機関において将来的にXRPが利用されるようになる可能性があります。
仮想通貨/暗号資産の代表的存在であるビットコインやイーサリアムが個人間取引で使われるのに対し、リップルは銀行間取引を中心としています。
もちろん個人間取引も可能ですが、取引のメインは銀行間取引と言っていいでしょう。
QUOINE株式会社
仮想通貨交換業者 関東財務局長 第00002号
加入協会: 一般社団法人日本仮想通貨交換業協会/ 一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会/一般社団法人Fintech協会
お問い合わせ: support_jp@quoine.com
仮想通貨の取引を行う際には、以下の注意点にご留意ください。
- 仮想通貨は「法定通貨」ではありません。インターネット上でやりとりされる電子データです。
- 仮想通貨は価格が急落したり、ネットワークに問題が発生して突然無価値になってしまうなど、損失を被る可能性があります。また、価格変動の他に流動性・システム等の様々なリスクが存在します。各種規約・取引ルール等の内容をよくご理解いただき、ご自身の責任と判断で取引を行ってください。加えて、レバレッジ取引の場合は、必要証拠金の計算方法、証拠金率等レバレッジ取引の仕組みや、預託した証拠金を上回る損失が発生する可能性等特有のリスク等をよくご理解した上で取引を行ってください。
- 各取引の種類等に応じて所定の手数料をご負担いただく場合があります。
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