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SPVとは

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SPVとは、Simplifie Payment Verificationの略で、容量が軽いノード(接続ポイント)のことです。

軽量ノード、簡易ノードとも呼ばれ、容量の大きいフルノードと区別して呼ばれます。

 

仮想通貨の代表的存在であるビットコインは、P2Pネットワークで管理されています。

P2Pネットワークとは、全ユーザーがトランザクション(取引)のすべてのデータを共有し、不正がないかどうかの検証作業も行うシステムです。中央管理組織がないビットコインを正当に取引し管理するために採用されています。

 

ビットコインのP2Pネットワークは、複数の種類のノードから成立し分散化されています。それぞれのノードは平等な関係としてつながっており、役割を分担しています。

 

フルノードはブロックチェーンのすべてのデータをダウンロードして、送金処理がきちんとブロックチェーンに記録されているか、ひとつひとつのトランザクションに二重支払いの可能性がないかを検証します。

それに対してSPVは、ブロックのヘッダーのみをダウンロードしてトランザクションの検証作業を行います。

 

SPVでのダウンロード作業で必要とする容量はフルノードの約1/1,000程度と言われ、短時間で検証作業が完了します。

つまり稼働容量はフルノードと比べて大幅に軽量化されます。

 

ビットコインウォレットはこのSPV方式を採用しています。そのため、スマートフォンやタブレットなど容量が少ない端末でビットコインを管理することができるという大きなメリットがあります。

 

その反面、SPVは容量を軽量化するために、他のフルノードを使って特定の送金処理などのデータを要求することになります。その影響で、SPV上で使用しているウォレットアドレスが判明しやすいというデメリットがあります。

プライバシー保護という視点から見ると、SPVはフルノードに比べて不安要素が多いノードとみなされることが少なくありません。

 

しかし、SPVはブロックチェーンのすべてのデータを用いて検証作業を行っているフルノードのデータを使いますから、この関係性によって問題のないレベルのセキュリティを保っていると言えます。

また、要求しているウォレットアドレスを明示することなく、特定のパターンに合ったトランザクションを見て検証することができる機能を使うことで、プライバシー保護に関するリスク管理ができるでしょう。

 

検証作業、つまりマイニング(採掘)は行わず、少ない容量でウォレットを稼働させてビットコインのネットワークに参加したい人に向いている方式です。

執筆者

Liquid編集部(基礎)

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