送金手数料とは

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送金手数料とは、仮想通貨の送金が行われる際に、送金を行う人が支払う手数料のことです。送金を行う人は取引所へ、取引所は採掘を行う人(マイナー)へ、それぞれ手数料を支払います。

 

円やドルといった法定通貨を国内外に送金する場合は、その仲介をする銀行が送金処理を行う人件費等の経費のために送金手数料を取ります。仮想通貨の場合は、法定通貨でいう中央銀行等のような発行管理者はいませんが、取引を安全に行うためのコストや、マイニングを行ってくれた人への報酬として送金手数料が必要です。

送金手数料には法定通貨と同じように、「安全な取引を担保するための経費」「送金に必要な設備の対価」といった意味合いがあります。

 

法定通貨の場合には、送金先が国内か海外かによって仲介する銀行数が変わるため送金手数料に変動が生じます。一方、仮想通貨は取引所を介して仮想通貨のデータを送るため、物理的な距離の影響は受けず、送金手数料を安価に抑えることができます。

 

しかし近年、送金手数料は高騰しています。その理由は、仮想通貨の送金の仕組みに隠されています。

 

ビットコインなど一般的な仮想通貨の場合、仮想通貨を採掘する人(マイナー)が取引台帳に組み込むこと(ブロックチェーンにブロックを生成していく作業)で送金されます。送金を行う人は、採掘をしてくれた報酬として、マイナーに送金手数料を支払います。マイナーは、採掘によって新規に発行される仮想通貨とともに、送金を行う人が支払った送金手数料を受け取ります。

 

また、送金手数料は送金を行う人が自ら決めることができます(ただ、これはあくまで仮想通貨の仕組み上の話であり、送金手数料を自分で決められるかどうかは、各取引所により異なります)。そのためマイナーは、送金手数料がより高く設定されている取引から順番に採掘を行います。つまり、送金を行う人は、より多くの送金手数料を支払えば、それだけ早く送金してもらえるということになります。

 

こうした仕組みがあることから、ビットコインなど人気の高い仮想通貨では、送金手数料の高騰が激しくなってきています。

 

法定通貨ではいくら高いお金を払っても送金スピードに変わりはないため、多少高いお金がかかってもいいからすぐに送金したい、という人にとっては便利な制度かもしれません。しかし、スピードは普通でいいと考えている人にとっては少しやっかいな制度になるでしょう。

投稿者

Liquid編集部(基礎)