VIXとは、シカゴオプション取引所が算出・公表している指数です。Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略で、別名『恐怖指数』とも呼ばれています。S&P500種指数のオプション取引の値動きを基準に算出されます。
ボラティリティとは、「落ち着きがない」「移り気だ」といった意味で、金融用語としては投資商品の値動きの荒さの幅を示します。対象の株価の値動きが激しい場合は「ボラティリティが大きい」と、逆にゆるやかだと「ボラティリティが小さい」と表現します。
ボラティリティの大小は、株式取引を行う投資家によっては投資を行う上での重要な判断材料のひとつです。ボラティリティの動きによって利益を出すか損失を出すか大きく状況が異なりますから、ボラティリティの大きさは投資家の心理と密接につながっているといえます。
特に相場が暴落する時にはボラティリティが極端に大きくなって、損失を抱えるかもしれないと投資家が不安になることから、投資家の恐怖心理を示すといっても過言ではないでしょう。
そしてS&P500とは、アメリカの代表的な大企業500社から算出されるもので、アメリカ国内の株式市場がどんな状況なのかを示す指標です。状況が安定している時は値動きも小さいですが、国内や世界規模でネガティブな事件が起きると相場が不安定になり、値動きが激しくなります。
VIXはS&P500の価格変動を示す指数です。アメリカの株式市場が安定しているとVIXの動きもおだやかで、あまり大きく上下しません。基本的に、一年の大半は安定した状態のまま推移します。
しかし不安要素が強い出来事が発生してS&P500が急落すると、VIXは急激に跳ね上がります。つまり、VIXの数値が高くなるほど、S&P500に投資している投資家が先行きに不安を感じる状況だといえます。
一般的に、VIX指数が40を超えてくると株式市場全体に恐怖感が広がって売りが増える傾向にあります。たとえば2008年にリーマンショックが起こった時、VIX指数は80を超えていました。
ただし、VIXが跳ね上がったままでいるということはありません。比較的短期間でもとの水準に下がり、平穏な推移が続く状況に戻ります。
VIXと一口に言っても実はさまざまな種類があります。
S&P500の今後30日間、今後3か月間の価格変動の大きさを示す「VIX ボラティリティ指数」「VIX ボラティリティ指数3ヶ月」や、日経平均株価の価格変動の大きさを示す「日経平均VI先物指数 ETN」などが代表的なVIXです。
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