webbotとは、1997年に開発されたビッグデータを利用した情報収集分析プログラムをさします。
マイクロソフト社にかつて所属していたコンサルタント、クリフ・ハイ氏と、サポートしているジョージ・ユーロ氏が開発者です。
もともとは株式市場の価格変動についての予測を目的として開発されましたが、現在は仮想通貨の価格変動予測にも利用されています。
webbotの解析対象は言語です。
ウェブ上に存在する掲示板やブログ、ツイッターなどのSNSなどに含まれた不特定多数の発言を、「スパイダー」と呼ばれる言語収集用のソフトウェアを使って収集します。そして感情に関するキーワードをピックアップしてアルゴリズムで測定処理を行い、客観的な価格変動やその傾向を分析した結果をもとに数値化して未来の出来事を予測します。
ピックアップするのは約30万語のキーワードで、集団心理がどう変化しているのかを分析しているとされています。
webbotが注目されたきっかけは、2018年の年明けに起きたビットコインの高騰でした。その他にも、ネオやイーサリアムの価格上昇についても予測通りとなったため、その高い的中率が話題となりました。
こうした実績から、webbotの予測は仮想通貨市場の価格変動における指標のひとつとなっています。
webbotはウェブ上の多くの書き込みを集めて分析するという方法を取っているため、群集心理が反映されやすい仮想通貨の価格変動の分析や予測は得意といえます。
多くのプロ投資家や経済評論家がウェブ上で仮想通貨に関する情報を発信していますが、そうした発言をwebbotは収集しています。そして分析した結果をウェブ上に掲載し、その情報を不特定多数の人たちが閲覧します。閲覧した人たちがウェブ上で行ったコメントをさらにwebbotが収集して分析する、といったフローが繰り返されていくため、情報は厚みを増していきます。
分析結果がポジティブなら仮想通貨の価格が上昇し、ネガティブなら価格が下落するという傾向があります。
ウェブ上にあふれる不特定多数の人たちの発言によって出た分析結果ですから、大衆心理が反映されたものといえます。人は大衆心理に影響されやすいという特徴がありますので、数多くの投資家がwebbotの予測を指標として行動すると、自然と予測通りに仮想通貨市場が変動していくという可能性は高いでしょう。
ただし、寒波や地震といった自然災害や突発的に起きる有事などは、群集心理とは関係なく起こるので、webbotが予測するのは難しいと考えられています。
webbotによる分析結果は、クリフハイ氏がユーチューブで配信している『ALTAレポート』を購読することで手にすることができます。英語での読解が難しい場合は、レポート内容を和訳した有料配信を購読する方法もあります。
QUOINE株式会社
仮想通貨交換業者 関東財務局長 第00002号
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お問い合わせ: support_jp@quoine.com
仮想通貨の取引を行う際には、以下の注意点にご留意ください。
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