ビットコインは全部で何枚?最後のマイニングはいつ訪れるのか?

ビットコインは、取引所での売買や決済などの他に、ビットコインのマイニングを通じて誰にでも手にするチャンスがあります。日々成功を納めるビットコインマイナー達は、ビットコインを稼ぐために、コンピュータを稼働させ続けています。そうやってビットコインネットワークは支えられているのです。
つまり、日に日にビットコインの量は増えています。
2019年6月26日時点で、1,786万BTCを超えるビットコインがすでに供給され、この数字はゆっくりとしたスピードで成長を続けています。
そして、2,100万BTCがビットコインの最終的な発行枚数になります。ひとたび2,100万BTC全てが発行されれば、それ以上ビットコインが増えることはありません。
ビットコインのマイニングが終わりを迎えるのはいつ?
まず、ビットコインの総量には限りがあります。いつか、全てのビットコインがマイニングされるその時から、新たなビットコインがこの世に誕生することはなくなります。
これがいつ頃に起きるのかをはっきりさせるためには、ビットコインのマイニングレートを見る必要があります。
時間の経過とともに、マイナーが受け取る報酬は減少していきます。このマイニング報酬は21万ブロック毎に半分になります。
ビットコインのマイニングが始まった頃は、マイナーは50BTCを報酬として受け取ることができました。最初の「半減期」を迎えたのは2012年。報酬は25BTCに半減しました。2016年には12.5BTCへさらに半減します。次の半減期を迎えるのは2020年と予想されています。その時、報酬は6.25BTCになります。
もしビットコインのプロトコルに変更が加えられることなく、半減期がこのまま更新されるのであれば、ビットコインは2140年に総供給量に到達することになります。とはいえ、100年以上もあとの話になります。
全てのビットコインがマイニングされた後の世界とは?
最後のビットコインがマイニングされた時、マイナーの報酬は劇的に落ち込みます。
一方、マイナーのもう一つの報酬である取引手数料は消えることはなく、ビットコインの発行が完了した後でも魅力的な報酬であり続けると考えられています。
ビットコインの考案者サトシ・ナカモトは、ビットコインのホワイトペーパーの中でこの事について言及しています。
“あらかじめ決定されたコインの供給量が達成されると、マイナーのインセティブは完全に取引手数料にシフトすることになり、インフレーションから完全に解放される”
ビットコインは、全てのコインがマイニングされたとしても、機能し続けるようです。
ビットコインのブロック生成の間隔は普段大きく変化することはないので、過去のデータを基にビットコインが最後にマイニングされる日をある程度正確に見積もることが可能です。ブロック生成が約10分毎に行われるように、ハッシュレートに応じて難易度の調整が行われます。したがって、マイナーの数によってブロック生成の間隔が早まったりすることはありません。
失われたビットコイン
もし、あなたがビットコインを自分で保管しているのであれば、ビットコインウォレットの複雑さに頭を悩ませるかもしれません。ビットコインへのアクセス方法、ましてや自分がどこに保管したかを覚えておくことはとても重要になります。
ビットコインは総供給量が2,100万BTCと厳密に決められていますが、その一部は失われ、復元させることは完全に不可能です。仮想通貨/暗号資産はブロックチェーン技術によって高い安全性を確立している一方で、一度失えば戻ってきません。仮想通貨/暗号資産はこのようには設計されているのです。
とは言え、失われたビットコインのほとんどがすでに失われていたものです。つまり、失われたビットコインのほとんどは、ビットコインが無価値に近い時に大量に保有していた個人がそのことを忘れてしまったことが原因で発生しているのです。
近年、その価値は認められ、当時とは異なる方法で安全に保管されるようになり、ビットコインが失われるケースは減りました。
有名な話ですが、ハードドライブを破棄して7,500BTCを失ったイギリス人男性の悲劇を聞いたことがあるかもしれません。彼は破棄した後にその価値に気づいたようですが、ハードドライブの捜索はもはや無意味でした。7,500BTCが永遠に消え去ったのです。
おそらく、最も重要な意味を持つ失われたビットコインは、ビットコインの生みの親サトシ・ナカモトが所有する莫大なビットコインだと言えます。その全てはどこかに分散して保管してあり、最大で100万BTCを保有していると言われていますが、おそらく60万〜70万BTCではないかと思われます。とてつもない量です。
サトシのビットコインは今まで一度も動かされておらず、失われたのではないかとも噂されています。もし、これらのビットコインが動かされるようなことがあれば、市場全体に与える影響は計り知れません。
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執筆者
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