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【4月26日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析

【今週注目度が高かったトピックス振り返り】


・テザー社950億円相当の資産を不正利用と裁判所が見解示す。BTC急落へ

今朝ほど、ビットコインが急落しましたが、その背景がこちら。
https://ag.ny.gov/press-release/attorney-general-james-announces-court-order-against-crypto-currency-company-under

NYのジェームズ司法長官からの発表によると、Bitfinex社とテザー社が所有するUSDTの資産管理を顧客分と企業内部留保の分別管理を曖昧に運営していたことについての指摘になります。
この件について、Bitfinex公式からも反論が発表されております。
https://www.bitfinex.com/posts/356

Bitfinex側では、950億円相当の「損失」の主張を含む誤った見解だとして反論を表明している状態です。

おそらくですがBitfinex社内部では、当時、分別管理をしておらず、企業側は顧客資金を一時的に建て替えて支払いなどに対応をしていたと受け取られたのではないでしょうか。
他に悪材料が出現しないことを望みますが、現在のUSDTはテザー社が保有する米ドル資産に対して、それ相応の暗号資産を発行しております。これが1:1で発行されるUSDTとなり、現在の時価総額は3000億相当の規模にまで成長をしております。
BTCUSDTの通貨ペアは世界最大の取引高であり、デリバティブ市場でもダントツの取引高を誇ります。
世界各国の暗号通貨取引所はBTCUSDTをBTCUSD変わりにカバーを取りにいく企業も多く、ここのBalanceを欠くと思わぬ致命傷になる可能性があります。
だからといってBTCが下がるわけでもないのが、今回の問題ポイントです。

「USDTが問題!?」ということであれば、USDTから一度資金が逃避します。その先はBTCになっている模様で、急落で反応はしつつあるも、USDTから資金が徐々に逃げ出しておりますので、BTC買いで反応する局面が多々あると予想されます。

GW中のビットコイン相場は荒れることが想定されます。
しばらく55〜65万円のレンジで大きく乱高下をはじめそうと考えています。

 

BTCUSD日足中長期チャート
BTCUSD-Day

さて、まずUSD建てでBTCを見てみましょう。
中長期チャートということで、1年以上、縮小チャートにしてみました。
5800ドルが大きな節目のラインであることがおわかり頂けるでしょう。
今年前半中にこの価格帯に回復することが業界としてもマストかもしれません。
5800ドルを超えますと、はっきりとボトムアウトが明確になります。5月はこの価格帯に浮上できるか否かで上昇トレンド、下降トレンドがはっきりしてくるのではないでしょうか。

っということで、ドル建ても頭に入れた上でBTCJPYの分析をはじめましょう。


日足は上昇チャネルレンジに移行か?

BTCJPY日足
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)


【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)


さて、BTCJPYは直近の安値を割り込まない場合は、上昇チャネルレンジでのトレードが焦点となってくるでしょう。
57万円台後半で推移するタイミングが土曜日ですと、「買い」になります。
ここから下値を押してくる場合は、チャネルレンジがワークしなくなりますので、サポートラインである、55万円を意識した展開になると思われます。
4時間足で時間軸を落としてみましょう。


上昇チャネルレンジ下限に注目
BTC240
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

4時間足です。
4時間足の上昇チャネルですので、都度、下限レンジのトレンドラインが徐々に切り上がっていくので注意が必要です。
前述どおり、57万円台での買いから意識しておくべきでしょう。
4時間足ベースですと、すでにMACDの買われすぎの合図は出ておらず、
0.00付近で推移を始めておりますので、次のトレンドが発生しやすい環境になりつつあります。
急速に切り返すのか、一旦時間足ベースで下落トレンドに転換するのか、注目する時期ではないでしょうか。
短期トレードでは57万円台、または55万円のサポートラインを意識して押し目買いを。
またはもう一度、下方向に下落意識されやすいポイントとしては60〜61万円台からになるでしょう。
ここは短期の戻り売りポイントとして、一目均衡表の雲の上限がレジスタンス的な目安になりますので、注目してみてください。
個人的には1週間ばかし、55-62万円をコアレンジとして大きく乱高下するイメージを持っております。



XRPは上昇傾向にない。

XRPJPY
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

リップル分析に移ります。(以下、XRP)
こちらは他のアルトコインと比較して、今年はほとんど値上がりをしておりません。
30円を割り込むと明確にダウントレンド再開になると予想されますので、そろそろ注意しておくべきでしょう。
レバレッジ取引で戻り売り戦略が良さそうです。
日足の雲の中に突入しており、上値の目処は34円ぐらいでしょうか?
4時間足に切り替えてみます。


XRPは下落トレンド入り?
XRPJPY240
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

4時間足で下降トレンドラインを引いてみました。
34円の直近高値にもレジスタンスラインが引けますし、下降トレンドラインと重なってくる時間帯での戻りは、絶好の売り場となると考えられます。
今週末のデイトレードに限っては34円からの戻り売りを。
ターゲットは30円に据えて、トレードしていきたいと思います。MACDは0.00を割り込んでおり、陰転です。こちらも下落のテクニカル材料としてみておいて良いでしょう。



QASHJPY日足は三角持ち合いを割り込む。
QASHJPY
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

最後にQASH分析です。
残念ながら日足ベースで、三角持ち合いを下に抜けてきてしまいました。
次のサポートは一目均衡表の雲の下限になります。
ダウンサイドリスクが高まってしまいましたので買いで入るなら深い押し目待ちに切り替えるべきではないでしょうか。
先行スパンも陰転を始めており、日足ベースではしばらく戻り売りの形状になります。
底堅さが戻るまでは、買いを見送りたいと思います。

個人的には、今週末のトレードはBTCの短期的な押し目買い、XRPの戻り売り戦略で考えております。 

 

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執筆者

ひろぴー

加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株)  代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx

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