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【5月10日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析

【今週注目度が高かったトピックス振り返り】


・ 世界最大の取引所、Binanceがビットコインハッキング
・ Facebookが暗号通貨関連広告の規制緩和へ

今週はBinanceから7000BTCほどのハッキング事件で一騒動がありました。
しかしながら、先日のBitfinexのテザー問題もしかり、BTC価格への影響はかなり軽微なものとなっております。
本日も年初来高値を更新し、毎日少しずつ値が上がっている状況です。
Binanceからハッキングされた総額は日本円で44億円程度になります。
1−3月期で経常利益が90億円近く出ているそうなので、さほど影響はないでしょう。またBinanceはそういったハッキング被害向けように積立基金の準備もしており、被害総額はそこから賄うと発表がありました。
報道によると、ユーザーの複数のAPIキーをハッキングし、そこから外部送金を企てたようですが市場に不透明感が残ったままです。このままウヤムヤな事件で終えてしまうのでしょうか?

代わってポジティブなニュースとしては、Facebookが広告を解禁してきました。この1年以上に渡り、暗号通貨系広告の禁止をしておりましたが、規制緩和のニュースを発表です。

暗号通貨系の技術やセミナー・イベントの広告から受入再開を図るそうですが
ICO系などの広告は引き続き禁止措置とのことです。

昨年はFacebookの他に、Google、Twitterがこういった措置を取っておりました。
しかしながら2019年は徐々にこのような措置が緩和されていくと思われます。インターネット、SNS上でもまた暗号通貨系広告を目にしやすくなっていくでしょう。
これらを考慮すると中長期的には明らかにプラスです。
市場への資金流入はさらに増えていくのではないでしょうか。


BTC週足レベルでもボトム圏脱出へ
BTCWeekly
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)


【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)

ついに脱出かもしれません。
8ヶ月ほどボトム圏で推移していたBTCですが、65万円のレジスタンスラインを明確に抜けてきました。
USD建てでも6000ドルを突破しており、紛れもなくボトムアウトしたと考えて良いでしょう。
ここからは売り物は少ないはずです。徐々に高値を追いかける展開が予想されます。
アルトコインは全体的にさほど上昇はしていないのですが、BTCだけが順調に回復傾向にあります。
理由としては、Crypto市場の基軸通貨的存在ですから、一旦資本が回帰している可能性があります。
Facebookのような規制緩和が始まっていることから、また新規の資本が流入し、まず最初にビットコインに資本が向かっている流れが起きているように思えます。

 

 

BTCドミナンス紹介
Dominans
出所:https://coinmarketcap.com/ja/charts/

こちらはコインマーケットキャップというサイトに掲載されている資料になります。暗号通貨市場全体の比率を表しています。
BTCが5月6日時点で市場の56%程を占めるにあたっています。現在は60%弱ぐらいでしょうか?
Crypto市場全体で20兆円ぐらいなのですが、ビットコインは12兆円を超えております。
本日現在でBTCの取引高は1兆8000億円となっており、BTCの出来高枚数で換算すると、史上最高の出来高となっております。
他のコインはさほどでもないのですが、明らかにアルトドレインも起こってBTCに資本が集中しているのかがよくわかります。
この値動きは過去に何度かありまして、今回もこの相場が数週間から2ヶ月ほど続くのではないかと個人的に考え始めました。

 


日足ターゲットは70万円?
BTCdaily
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

これらを考慮した上で日足を見てみましょう。
正直、新規で戻り売りをするプライスが見当たりません。
70万円手前からなら一旦利益確定売りが入るかもしれませんが、ドル建てでは6200〜6300ドルぐらいで中途半端です。
1度ぐらいは抵抗になるかもしれませんが、すんなり抜けてしまった場合、またショートカバーを誘発して断続的に上昇する可能性があります。
売り物が少ないため、安易なレバレッジショートで勝負するよりも短期的に浅い押し目買いで勝負していくと良いのではないでしょうか。
その浅い押し目の目処を4時間足で見ていきます。

 

65万円からの買いを狙いたい。
BTCJPY4H
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

4時間足です。
際立った押し目の目処があまりありません。
チャート上に記載した3本のサポートラインを目処に拾っていく感じで週末は想定しております。
65万円、66万円、66.8万円の3回に分けて買いに行くイメージです。
一目均衡表の雲はまだまだ遠く、サポートの目処として活用するにはまだ時間の経過が必要です。
基準線と転換線のサポートを参考に、この上昇のリズムで入っていくのはありではないでしょうか?
土曜日ぐらいに66万円まで押し目を作る場合はチャンスかもしれませんね。



アルトドレインの影響を受けてレンジ
ETH4H
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

代わってETH4時間足です。
アルトドレインの影響からか、高値圏で横ばい推移が続いております。
18000〜20000円のレンジがしばらく続いており、尚も継続される可能性が高そうです。
個人的には今週、もう少し勢いが出ると考えていたのですが、ご覧の通り、2万円で2度も頭を抑えられており、超えるには今一度調整を終えたあとでないと厳しいようにも思えます。
BTCに基本的には資本が集中しておりますので、ETH投資は今週見送りが良いかもしれません。
または中期的なトレードを狙って深い押し目から入っていくのはありでしょう。
その場合のサポートの目処は17500円ぐらいからではないでしょうか。


QASHJPY三役逆転も底堅くなってきている。
QASHJPYdaily
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)

最後にQASH分析です。
残念ながら三角持ち合いの下限を割り込んでから下落が加速してしまいました。
上に抜けてほしいところでしたが、仕方ありません。
長い陰線は投げが出た証拠です。
こういった値動きをしたあとからやってくるレンジ相場はポジティブです。
一相場のサイクルを一巡した合図にもなりますので、買い時は近いのかなと考えます。
サポートラインを引いてみました。
12.50円、または11円が目立ったサポートラインになります。
このあたりから反発を狙った戦略はありでしょう。
ただし11円を割り込んだ場合、目立ったサポートがなくなってしまいます。
10円程度と浅い損切りを設定し、再度9.5円や9.0円で買い直すスタンスを取ったほう良いように思えます。

いずれにしても今週末の値動きの中心はBTCとなりそうですので、こちらに集中しながらトレードしていくことが得策ではないでしょうか。



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執筆者

ひろぴー

加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株)  代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx

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