【5月17日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析
BTCは突如急落も高値圏で大きく揉み合い相場か?
【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
・ニューヨークConsensus2019盛り上がり期待でBTC90万円突破!
今週も多くのニュースが出ておりますが、やはりこれでしょう。
毎年この頃になると実施されている世界最大のブロックチェーンカンファレンス、Consensus2019が今年も大いに盛り上がったようです。
月曜から水曜の3日間ありましたが、この業界の名だたる企業がNYに集結し、技術発展やビジネスチャンスに話が盛り上がったことでしょう。
ビットコインは一時90万円を突破し、イーサリアムも3万円を超え、リップルは50円と眠っていた相場が多く動き出した模様です。
筆者は、2017年5月ごろも、このような値動きがあったことを鮮明に覚えているのですが、その興奮を彷彿させるような1週間でした。
少しネガティブなファンダメンタルズでいうと、仮想通貨ファンドのビットワイズが申請していたビットコインETFが却下されたことでしょうか。
来週の21日までに以前から申請を繰り返している、ヴァンネックというETFの承認期限があります。認可されれば大きく上昇するでしょうし、見送りとなれば、一旦この相場が終焉するかもしれません。
イメージ的には浅い押し目からの買いは控えて深い押し目待ち、短期トレードのポジションは閉じる方向でイメージをしております。
今週末も各コイン分析していきましょう。
ビットコインは92万円近辺まで上昇
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
大きな上昇を演じました。
上昇トレンドが大きければ大きいほど、それ相応の反落はあります。
こういった大きな上昇は、上昇した分の比率で考えるとイメージしやすくなります。
今年の安値付近から2倍以上の値上がりを見せましたので、少なくとも50%ぐらいの戻しも想定しておかなければなりません。
それがいつ起こるのかは難しいものですが、それを想定した上でリスク管理をしているだけで年間の総資産に差がうまれます。と、このコラムを書いていた矢先に突然急落してきました・・・・。ご了承ください・・・。
つまり、急激なトレンドこそ、慎重にトレードしていきましょうと言いたかったのです。
さて、BTCの押し目を模索します。
4時間足はダイバージェンス、押し目の目処はこのサポートライン
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足で深い押し目待ちを狙いましょう。
押し目の目処となるラインを複数記載しました。
直近のキーポイントは80万円と75万円付近の水平線だと考えます。
MACDがすでにダイバージェンスしておりまして、価格との連動性がなくなってきたため、下落が入ったと考えております。
ダイバージェンスとは、テクニカルで単純に買われすぎ、売られすぎを示唆するものです。
なかなか出現するテクニカル合図ではありませんが、出現したときは高確率で反落します。これは2017年の相場もそうでした。ぜひ今後も幾度か目の当たりにすると思いますので注意してください。
さて、75万円付近で現在切り替えしましたが、ここは一目均衡表の雲のゾーンと条件が重なるポイントです。
週末は日足の高値圏で大きな揉み合いになると予想しております。
また90万円近くまで急激に戻しながらもまた75万円付近まで下落するような相場が続くと思いますのでくれぐれも慎重にトレードしてみてください。
3万円到達のETH!さらに高値を超えていけるか!?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
代わってETH分析です。
BTCと比較して1週間ほど遅れて大きな上昇となりました。
上昇の材料はいくつかありましたが、個人的に興味があったものは、米・シカゴにてネットワーク技術ETHブロックチェーン技術を活用していくと発表があったことです。焼き回しニュースかもしれませんが、もともと、シカゴ市長は暗号通貨に興味を前々から示しておりまして、これらの類や表現が多く使われておりました。
このため、今回の報道は相場も良かったことから大きな上昇となるきっかけとなったようです。
サポートの目安は23000円でしょうか?
こちらもBTC同様に大きく乱高下し、投資家をふるい落としてから再び上昇トレンドに入ると考えております。
1時間足で23000〜25000円で値固めが確認できたころから買いで入ってよいのではないでしょうか。
XRPはついにボトムアウト!?
ついに、ようやく!?XRPがボトムアウトの兆しです。
毎度ながら好材料はあるものの、大きく上昇をしにくいXRPなのですが、突如仕手化を始め、急激に上がるのがXRPの特徴です。
ただ、こういった値動きが見られ始めますと、ちょっとしたニュースにも反応をはじめやすいのがXRPです。
今回からは買いで勝負していけそうです。
4時間足の押し目の目処を模索してみましょう。
ズバリ38円から買いたい?
4時間足に落とします。
30円前半から50円へと50%ほどの上昇を演じ、そしてBTCの急落に連れ安になった感じですが、際立ったサポートラインが38円付近に引けます。
下落の初回でこの付近まで来た場合、誰もが注目しやすいポイントですから、買い指値注文が溜まりやすいポイントでしょう。
個人的にも38円ラインファーストタッチは強めに買いで勝負してみたいところです。単発で終わるような相場ではありませんから、勝負する甲斐がありそうです。
久しぶりにXRPトレードに参入しようと思います。
BTCが難しい相場になってきましたので、今週末はETHとXRPのほうで短期トレードを楽しんだほうが無難かもしれません。
QASHJPYも回復傾向!上昇相場に転じるか?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にQASH分析です。
取引所トークンのため、既存のコインと値動きが違うことが多いのですが、こちらも過去に200円以上あったコインですから、上値の余地は大きいでしょう。
15円のレジスタンスラインを超えた場合、上昇トレンドに回帰しやすいと考えております。
このラインをしっかりと突破後、押し目で拾いたいのがこのQASHです。
その場合、15円のラインをバックに買い指値注文を入れると良いのではないでしょうか。
現在は様子見ですが、値動きのキッカケ待ちで考えております。
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx