【7月26日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析〜Bakkt取引所・BTC先物取引が開始!しかしながら上値はやはり重い〜

【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
- Bakkt取引所 現渡しのビットコイン先物取引β版がスタート
当コラムで過去に何度かご紹介してきた通り、Bakkt取引所のテストがスタートしたようです。いわゆるβ版がリリースされたということでしょう。
世界中から登録したユーザーが参加できるようで、NYにもビットコイン先物取引がやってきたことになります。
これは非常に追い風です。ヘッジファンドをはじめ、Cryptoファンドが参加できる裾野が広がったというわけです。
大手企業は早速取引を試しているでしょう。正式版がリリースされることを期待しておりますが、それは今年の秋ごろでしょうか?
業界としては非常に大きな第一歩となります。
7月末まではイベント多し!
前述通り、非常にポジティブな材料があったのですが、BTCの上昇は限定的でした。110万円付近まで回復する場面があるものの、現在は105万円まで押し戻されております。
理由としては、USDTをめぐるBitfinexとNY司法局との裁判が29日に控えており、多額の制裁金を課される可能性が高まっております。さらに31日には、米・上院にて、暗号資産の規制・あり方についての公聴会が開かれます。FacebookのLibraについても議論されるかもしれません。
向こう1週間は不確定要素が多く、上がったところは売られトレンドが続かないのでしょう。
こういったバッググランドを背景に、先週更新したコラムと見通しは変わらず、週末戦略も控えめです。短期的にはショートトレード中心でイメージをしております。
日足で三役逆転!買い向かうのは少し待て!
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
BTC日足分析です。一目均衡表の最重要テクニカル、「三役好転」「三役逆転」の逆転のシグナルが点灯してしまいました。下落トレンドの合図です。
MACDも0.00を割り込み始めておりますし、ダウンサイドリスクが上昇しつつあります。
週足レベルでみれば、ただ上昇トレンドの押し目を形成中ですので、下落トレンドが本格的なものになるとは考えておりませんが、もう1段の下落リスクが高いのではないでしょうか。
4時間足に時間軸を落としてみます。
1,025,000円の安値を割り込むと再び100万円か?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足です。
三角持ち合いの下限ラインのみを引いてみました。
こちらをブレイクし、直近安値である102.5万円付近を割り込むと、再び100万円が意識されます。
ドル建てでは9200ドルぐらいですので、あまり重要な節目でもありません。
どちらかというと98万円の9000ドル付近のほうが意識されやすいでしょう。
下値を割り込むことはよろしくはないのですが、このあたりであまり下落が加速しない場合、日足の三役逆転が失敗に終わる可能性が出てきます。
つまり98万円を割り込むものの、下ヒゲをつけて反転などをする場合は買いのチャンスとなります。
先週からお伝えしている通り、中期トレードの買いをこのブレイクしたあたりから入っていこうと考えております。
市場の買いで傾いたポジションはかなり減少すると思われますので、その頃からジックリと参入を始める予定です。
ETHJPY日足チャート分析
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETH分析に移ります。
25000円を高値に戻り売りの格好です。2万円を割り込む場合、ちょっときつい下落となるかもしれません。
25000円をバックにショート戦略を組みつつ、一部は2万円手前で買い戻し、そして2万円割れで値がクラッシュしたところを買い戻して拾う感じでしょうか?
ダメ元18000円前後から買指値をしておくのも手かもしれません。
いずれも浅い押し目買いは控え、せめて2万円手前からひきつけて買うようなイメージが良いと考えております。基本BTCの値動きに注意をしながらのトレードとなるでしょう。
既に日足ベースで「三役逆転」はしており、BTCよりも下落が早かったため、MACDはゴールデンクロスの様相があります。
まだダイバージェンスはしておりませんが、売られすぎ合図が出ましたら、また買いでよいと思います。
いずれにしても、あと1週間近くは様子見、31日のイベントを通過したあと、下値をさらに更新していた場合、ようやく買い向かうイメージでおります。
中期的にはポジティブにしか考えておりませんので、今回の下落は大きな押し目買いチャンス到来ではないでしょうか。
QASHのレンジ相場は変わらず。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にQASH分析です。
12円を割り込みつつも11円で急反発。現在は12円がサポートラインとなっております。
11円に布石が打てましたので、ここをバックに買い指値の準備をしておくと良いのではないでしょうか。
ETHと比べるとQASHのほうが底堅さを感じられます。
上値の目処は一目の雲にあたり、14.5円ぐらいでしょうか。
もちろん、QASHもBTCの値動きに左右されますので、イメージ的には8月に入ってからの買いトレードで良いと考えております。
今週末はいずれにしても押し目買いは我慢し、短期的にBTCとETHの戻り売りトレードを。
ちょうど来週末あたりから買いに転じるようなイメージでおります。
この値動き通りでしたら、来週金曜のコラムは買いで執筆をしていると思います。
【Liquid Trading chartツールがリニューアル!】
Liquid by Quoineのチャートツールがリニューアルです!
今までテクニカル保存機能がありませんでしたが、こちらの機能がついに実装されました!
早速、僕も一目均衡表+MACDというツールで登録してみました。
他にも、ボリンジャーバンドやRSIといったテンプレート保存も週末にかけてやってみたいと思います。
この機能はログアウト後もデータ保存として引き継がれますので、いつでもどこでも、他のPCからログインしてもこの機能は保存されます。ですので皆さんも自由にカスタマイズしてみてください!
他にも追加された機能の紹介は下記の記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧になってくださいね!
Liquid by QUOINE、チャート機能を大幅に強化 〜チャートの保存機能が多彩に〜
以上、余談にもなりましたが、今週の見通しをお送りしました。
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本ウェブサイト上にて掲載される情報のうち、仮想通貨にかかる相場展望は執筆者の個人的見解であり、QUOINE株式会社の公式見解を示すものではありません。また、本ウェブサイトへの執筆者の記事掲載は、情報提供を目的としたものであり、ビットコインといった仮想通貨を始めとするいかなる商品についても、その売買等の取引の勧誘・推奨を目的としたものではありません。本相場展望は信頼できると思われる各種データを基に作成されていますが、その正確性、完全性、有用性、信頼性等いかなる保証も行いません。本ウェブサイト上にて提供される情報に基づいて、取引等の行為をなされる際には、自身の責任と判断の下で行ってください。当該行為の結果、損害を被ったとしても、QUOINE株式会社及び執筆者は、一切その責任を負いません。
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx