【8月2日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析〜Bitfinex問題に一服感。市場はこのネタに飽きつつ、BTC上昇相場へ回帰か〜

【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
- Bitfinex裁判は90日間の延期を発表 BTCが反転のきっかけへ
今週29日、業界が大注目していたNY司法とBitfinexのUSDT問題ですが、さらに90日間の延長という結果に終わりました。
議論は横一線のようで、このやり取りは2017年の後半から続いております。
今回こそはNY司法が証拠文書などを徹底的に準備し、今回こそはBitfinex側がやられてしまうのでは!?というのが機関投資家の大半の見通しでした。
しかしながら、結果はまた延期ということです。
BTC相場も売りトレードを狙っていた投機筋の買い戻しが徐々に入り、本日現在で110万円まで回復しました。
100万円を一瞬割り込む展開でもあったのですが、ここから10%以上の回復です。
しばらくこのネタには投機筋も飽きているでしょうから、BTCの値動きは限定的かもしれません。
当コラムでもお伝えしてきました通り、短期のショートトレードは7月末を前にして終えており、今週から再び買い向かっております。
個人的にはBTC中心のロング戦略で再び上方向を狙う予定です。さらに押し目があればレバレッジトレードで短期的なトレードを行っていこうと考えております。
日足は三役逆転が騙しとなった!?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
前述通り、Bitfinex問題はまた見送りとなりました。今回の下落で十分折り込んでいたため、「Buy the rumor」となったのでしょう。
事実で買い戻せという相場の格言通り、8月は上昇トレンドに回帰する可能性が高そうです。
金融市場では、米国がまた中国に第四弾の関税発動と報道され、9月1日より10%関税を課すツイートをした模様です。
これに反応してドル円は109円から107円へと急落しました。
リスクオフでBTCは反応し、大きく上昇しております。
BTCUSD建てではBTCJPYと比較してさらに上昇の幅が大きくなりました。
完全にリスクオフ相場の流れを受けております。また8月という日柄は毎年円高傾向にあり、これもリスクオフ・アノマリーとしては有名です。
つまりリスクオフ傾向が強い8月は、リスクオフにて買われやすいBTCに関して、追い風になりやすいのではないでしょうか。
そのBTCチャートですが、「三役逆転」が騙しとなりそうです。
現在、一目の雲に上値を抑えられておりますが、この雲を抜けますと、再び強い上昇トレンドに入ることが予想されます。MACDもゴールデンクロスを始めており、日足ベースでの大きな調整を終えようとしているのではないでしょうか。
4時間足に時間軸を落としてみましょう。
三役好転!上値の目処は120万円!
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
111万円のレジスタンスラインを突破してきております。
今週末は111-120万円のレンジに回帰が一つの目標となるでしょう。
逆に4時間足では「三役好転」のシグナルが発生をはじめました。
押し目は一目の雲でしょうか?
まだ押し目は深くなる可能性もありますが。107〜109万円ゾーンは良い買い場となりそうです。MACDも陽転しており、引き続きプラス圏で上昇をしやすい格好となっております。
個人的にも107〜108万円ゾーンではレバレッジトレードにて追加の買いを入れようと考えております。
ETHJPY日足チャート分析
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETH分析に移ります。
BTCよりは少し出遅れております。今回の反発もアルトドレインの影響もまだ残っているようで、ETHだけに関わらず、全体的に総じて軟調なアルトコインが散見されます。
BTC中心のトレードで良いと考えておりますが、ETHも大幅反発を狙って少しはポートフォリオに入れておきたいところです。
20,000円のサポートラインをバックに買いで入ろうと思います。
イメージとしては22,000円台からの買いでしょうか?
もしBTCの押し目が到来する場合、そのタイミングで拾ってみようと思います。
4時間足で細かい押し目の目処を模索してみましょう。
4時間足は三角持ち合い
ETHJPYは4時間足で三角持ち合いが形成されておりました。
下限のラインを目処に拾いにいくならやはり22,000円〜でしょうか?
22,000〜22,500円あたりから買いで入れそうです。
ここから約5%ほど下落したポイントを一つの目安としておくと良いのではないでしょうか。
QASHのレンジ相場は変わらず。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にQASH分析です。
12円を割り込んでヒヤリとする場面がありましたが、再び12円を押し目に反発してきております。
13円台に回復してきており、13.50円を超えていけますと15.50円がターゲットとして見えてくるでしょう。
BTCとの連動性も高く、買っていけ相場です。
QASHは短期的にトレードできそうな形状です。
12円にかけて押し目を形成した場合、買いでのエントリーを狙ってみたいと考えております。
長らくレンジ相場の印象が強いQASHですが、ETHチャートと比較しても良好な形状でもあります。BTC中心のトレードで考えに変わりはありませんが、ETHよりもQASHのほうに分がありそうにも見えます。
ポートフォリオの比率的にはBTC8、ETH1、QASH1程度の比率で個人的には考えております。
↓お知らせ!
【Liquid Trading chartツールがリニューアル!】
Liquidのチャートツールがリニューアルです!
今までテクニカル保存機能がありませんでしたが、こちらの機能がついに実装されました!
早速、僕も一目均衡表+MACDというツールで登録してみました。
他にも、ボリンジャーバンドやRSIといったテンプレート保存も週末にかけてやってみたいと思います。
この機能はログアウト後もデータ保存として引き継がれますので、いつでもどこでも、他のPCからログインしてもこの機能は保存されます。ですので皆さんも自由にカスタマイズしてみてください!
他にも追加された機能の紹介は下記の記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧になってくださいね!
Liquid by QUOINE、チャート機能を大幅に強化 〜チャートの保存機能が多彩に〜
以上、余談にもなりましたが、今週の見通しをお送りしました。
- Liquid by Quoine ログインはこちら
- 【Liquid by Quoine ライト版アプリ】は以下よりダウンロードができます。
【免責事項・注意事項】
本ウェブサイト上にて掲載される情報のうち、仮想通貨にかかる相場展望は執筆者の個人的見解であり、QUOINE株式会社の公式見解を示すものではありません。また、本ウェブサイトへの執筆者の記事掲載は、情報提供を目的としたものであり、ビットコインといった仮想通貨を始めとするいかなる商品についても、その売買等の取引の勧誘・推奨を目的としたものではありません。本相場展望は信頼できると思われる各種データを基に作成されていますが、その正確性、完全性、有用性、信頼性等いかなる保証も行いません。本ウェブサイト上にて提供される情報に基づいて、取引等の行為をなされる際には、自身の責任と判断の下で行ってください。当該行為の結果、損害を被ったとしても、QUOINE株式会社及び執筆者は、一切その責任を負いません。
このブログを定期購読する
ブログを定期購読して、
最新情報をチェックしましょう。
執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx