【9月13日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析〜BTC、ETH反発!週末はレンジ相場から脱出か?〜

【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
・CME、取引上限の2倍引き上げを検討
昨日からBTCが少し上昇してきました。
要因は、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のBTC先物取引の取引上限引き上げ報道です。
現在、CMEと契約をした機関投資家は、1ヶ月間で1,000ロットの売買が出来る契約のようですが、これを2倍の2,000ロットまで対応できるよう、申請するようです。
CMEは1ロットあたり、5BTCになっており、一ヶ月間で5000BTC相当を動かせるのですが、これが1万BTCになると、より大きな流動性を市場に供給することもできるでしょう。
おそらくCME側が豊かな流動性を確認出来ているからでしょう。
今後もこの流動性は上昇傾向で続くと思われます。Bakkt取引所も始まりますし、さらに潤沢なマネーが入りやすくなるのではないでしょうか。
三角持ち合い上抜けなるか!?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
BTC日足分析から入ります。
前述の報道を受けて昨日は陽線をクローズしました。現在、三角持ち合いの先端にまで差し掛かっており、下降トレンドラインと一目均衡表の雲の下限が邪魔している格好です。
今回のグッドニュースでここを上抜けられるかがポイントとなるでしょう。
さらにMACDは0.00前後で推移しており、ここあたりから起点になるトレンドは大きなトレンドになりやすい傾向があります。
抜けた場合、再び117万円付近の高値まで上値を伸ばしやすく、ここも突破できると120万円が見えてきそうです。
4時間足のフィボナッチをチェック!
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足に時間軸を落とします。
先日の106万円台まで押したポイントはフィボナッチの50%押しでした。
非常によい押し目ポイントで切り替えしたと思われます。
MACDはゴールデンクロスし、陽転し始めております。
あとローソク足が4本ぐらい生成され、一目の雲よりローソク足の実体が上で推移をしますと、「三役好転」となり、4時間足ベースでも強い上昇が望めそうです。
やはり、上値を追う展開のほうに分があるのではないでしょうか。
押し目買いのポイントとしては、110万円付近になります。
山と谷をポイントに水平線が引けそうな箇所がこの付近になりますから、サポートラインとして注視しておくと良いでしょう。
ETHに動きあり!?アルトコインターンの前兆か?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
今日は特別にETH/BTCチャートも添付しておきます。
業界では、アルトドレインと言われる現象があり、BTCだけあがって、アルトコインは下がるターンが1年間に何度かやってきます。
BTC1強となり、ETHでさえも価格がさがる傾向にあるのですが、ここ数日、その現象に終止符が打たれるか?っといった値動きを察知しております。
JPY建てでも、BTCの下落率よりETHの下落率のほうが低く抑えられることが目立ってきました。
そこでETHBTCチャートを閲覧してみますと、やはり今までの流れと違っておりました。
0.016を底値に反転傾向にあります。日足ベースではMACDが長らくダイバージェンスを発生させておりましたので、この上昇を当てるとその反動は大きなものになるでしょう。
個人的には今週より、本格的にETH投資を再開しつつあります。
今日はETHを細かく分析していきたいと思います。
ETHJPY日足もしっかりとダイバージェンス
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETHJPY日足分析です。
こちらも同じくして、しっかりとMACDがダイバージェンスしておりました。
下降トレンドラインも右に抜けてきておりますし、反転が当たれば、結構な反発が期待できます。
現在は19500円程度ですが、まずは目先、一目均衡表の雲の下限がターゲットとなるでしょう。
おおよそ21,000円でしょうか、この辺りが第一ターゲットとなりそうです。
今年の高値は4万円弱です。フィボナッチ的に考えても、半値戻しを期待するだけでも3万円近くまで回復が望めますので、上昇を前提とした仮説を建ててトレードしていきたいと思います。
4時間足に時間軸を落とします。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
直近4時間足では、2万円のレジスタンスラインに阻まれている状態です。
水平線ラインが引きやすいポイントなので致し方ないでしょう。
少し弱いですが、すでに「三役好転」シグナルは点灯しており、上昇トレンド入りをテクニカル的には示唆されております。
MACDもまだまだ振り切れていないことから、上昇の余地は大きく残っていそうです。
押し目買いを狙うなら、19,000円手前から一目の雲バックにロングでしょうか?
第一ターゲットは21,000をイメージしております。
21,000円を超えていけますと、8月の高値、25,000円を狙っていけると思います。
QASHはBTC連れ安に沿ってトレードへ。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後に現物のQASHです。
8円台まで突っ込んでから、11円に回復、現在は10円で推移をしております。
少し粗い動きですが、QASHはERC20トークンであるため、ETHの値動きに連動しやすいです。今回のETHの上昇についていけますと、QASHも連れ高になりやすいのではないでしょうか。しかしながらETHよりはチャートの形状が少し良くないので、もう一歩だけ待ちたいところです。
今週はETH中心にトレード、BTCも、もちろんロング目線で120万円をターゲットにトレードしてみたいと思います。
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx