【10月4日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析〜上値は重い!回復できないBTCは新規フローがなかなかない〜

- CME先物売りポジション比率は60%に増加
軟調な展開が続いております。
BTCは100万円を割り込んでから全く回復できずにおります。90万円台もキープできず、あきらかに新規のフローが入ってきていないと考えて良いのではないでしょうか。
CMEの先物市場では、BTCの売買比率は個人投資家と打って変わって、60%が売りポジションとなっております。
プロトレーダーはまだ下落方向に賭けているようです。
個人投資家とは逆ですが、105〜110万円で推移していたときもCMEの売買比率は55%程、売りに傾いておりましたから、やはりプロトレーダーに分があったようです。
個人的にも100万円を割り込んでから目線を切り替えて売りトレードと先週のコラムを通して発信をさせて頂いております。
現在もその方向感を持ってトレードをしております。
戻れないBTC、90万円台が遠い。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
BTC日足です。「三役逆転」シグナルを発してからテクニカル上は明確な売りトレンドとなっております。
戻りは92万円までで、先日ご紹介した93万円手前からの売りは残念ながら、空振りで終わっております。
80万円を簡単に割れるかどうかと問われると個人的にはそうではないと考えます。
理由としては、すでにBTC市場の出来高ボリュームが減少傾向にあります。
これはトレンド最終局面でよくみられる現象です。
上昇トレンド、下降トレンドの相場最終局面の乱高下後からよくある現象なのですが、これが現れると相場が止まったり、反転の合図となったりすることが多いです。
この現象の裏には、相場に参加している市場参加者は減ってきている証拠だと判断しやすく、すでに退場したプレイヤーが多いのではないかと個人的には解釈しております。やがて、値動きはおとなしいものとなり、相場は膠着することが多いのです。その頃からまた買いトレードを再開すると、経験上良い仕込み場となることが多いです。
今は苦しいときですが、短期トレードだけを考えて引き続きレバレッジの戻り売りトレードを実施していきたいと思います。
戻りの目処を4時間足でみていきましょう。
初回の戻り売り目処は92万円前後に引き下げ
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
戻り売りのタイミングは非常に難しいのですが、第一候補としては90〜92万円ゾーンに切り下げました。
まずレジスタンスラインの手前からファーストエントリーを、そして上値を少し切り上げた95万円前後からはセカンドエントリーを狙いたいと考えております。
ここは一目均衡表の雲の上限を参考にした売り場になります。
ストップは100万円を超えたあたりで考えており、基本的には100万円を超えない限り、戻り売りをしばらく続ける予定でおります。
下値のターゲットは83万円と80万円の手前の2つに設定します。
もうしばらくはこのレンジで推移すると考えております。
イメージの大前提は80〜95万円のレンジです。このゾーンで上では売って、下では買い戻してを繰り返したいと考えております。
ETHは実は底堅い?
ETHチャート日足分析です。
意外にも底堅い値動きをしているのがETHです。
16,000円付近まで下値を探るものの、そこから反発し、20%の上昇を一時見せる場面もありました。
明らかにBTCよりも底堅い値動きをしているのがETHです。
BTCのドミナンスの偏りすぎにより、100万円割れでポジションが弾けたのでしょう。
現状程度がもしかしたらちょうど居心地が良いのかもしれません。
再び暗号資産を仕込むならETHからを予定しております。
BTCが80万円を仮に割り込んだとしても、ETHが安値を更新するとは限りません。
現在の底堅さを考えると、下値の余地は限定的だと考えております。
しかしながら今週末に限ってはトレード見送りとし、買い戦略は今月下旬あたりから模索しております。
XRPの下落はBTCより酷い。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
XRPJPY日足です。
35円まで価格を回復させる場面があったものの、そこからBTCよりも下落の値幅をつけて急落しました。流動性が非常に薄い証拠でしょう。
弱々しい値動きそのものなので、上がったところは売りたいです。
現状のイメージ的には28円ぐらいからでしょうか?
4時間足に切り下げます。
XRPJPYは年初来安値を更新
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足です。日足レベルでの戻りの目処は28円とお伝えしましたが、もう少し引きつけられそうなポイントでいうと、30〜31円ぐらいからの売りもありかもしれません。ここはレジスタンスラインが引けるポイントでして、戻り売りプレイヤーもしっかりと売れるポイントになります。
BTCの90〜92万円と95万円前後の戻り売りの目処を相談して、似たようなタイミングでこの水準まで戻りがあると売りやすくなるのではないでしょうか。
MACDは0.00のニュートラル値を示しております。
ここから発生するトレンドは非常に強いものになりやすいので少し戻ったポイントからエントリーするのか、悩ましいところです。
基本的にはBTCの値動きに連動しやすいと考えておりますので、メインはBTCで。サブトレード的な位置づけでXRPトレードをしていくと良いように思えます。
今週末もレンジトレード戻り売り目線を堅持したいと思います。
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx