【10月11日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析〜BTCは90万円台回復!ようやく戻り売りの基準に到達〜

- SEC、ビットコインETF・申請を再び却下
Bitwise社が提出していた最も期待されていたビットコインETFの申請が非承認となりました。
これより、今まで申請されていたビットコインETFは全て非承認となり、業界的にはショッキングな結果で終わっております。
しかしながら、ビットコインは反発。もしかしたら、これらの噂が先回りして100万円を割り込み、そして「Buy the fact」にて、「事実で買い戻せ」という流れになったのかもしれません。
これを受けて、ビットコインは87万円付近から93万円まで上値を伸ばしました。
先週コラムでご紹介していた通り、この水準からようやく売りトレードを狙っていきます。
93〜100万円ゾーンが戻り売りゾーンとなるか?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
BTC日足分析からはじめます。
上値は重い状態が続いております。
もう少し高値を更新しても良さそうですが、個人的には93万円前後から売り上がりたいイメージです。
100万円まで一気に値を戻し、そして超えていくことはかなり難易度が高いと考えておりまして、もうしばらくは戻り売りの流れが続くように考えております。
金融市場は米中通商協議が今晩中に結論が出る予定です。
リスクオフをかなり織り込んでいる様子で、ここ2〜3日はこれらのショートポジション巻き戻しが起こりつつあります。
金融市場はリスクオン方向に動いていることも考えると、これらの要因がBTCの上値を抑えているようにも考えられそうです。
4時間足に時間軸を落としてみましょう。
直近高値は935,000円前後
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
直近高値は93万5000円前後で推移をしております。
ここのレジスタンスラインを超えますと、ショートカバーを誘発しそうですが、これが1万円にも満たないショートカバーで反落をすれば、売り方が優勢になりそうです。
そもそもショートトレードをしているプレイヤーも少ないことから、上昇に大きく転じる勢いがないということになります。
テクニカル的には、押し目買いの格好に、4時間足チャートは示し始めておりますが、個人的にはもうしばらく様子を見たいと考えております。
直近高値のレジスタンスをバックに売りトレードを開始します。
利益確定のターゲットは、一目均衡表の雲をサポート帯としたいと思います。
よって、第一ターゲットは88万円前後でしょうか?
ETHは押し目買いを再開できそうか?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETHチャート日足分析です。
ETHJPY日足です。
こちらはBTCと比較して回復力が高めです。急落した日の水準まで戻ろうとしております。
やはり資本が集まりつつあるETHは底堅く推移を続けそうです。先日のコラムで意識した通り、ETHの戻り売りはしないイメージを堅持します。
最も近いサポートラインは17,600円前後です。
このあたりから買いエントリーを始め、買い下がる準備を整えていくイメージを持っております。
個人的には、ETHのMACDが0.00付近で、もうしばらく停滞してほしいところです。次の上昇エネルギーに繋がりやすいためだと考えているからです。
BTCが最安値を割り込んだとしてもETHは踏みとどまるか?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足でもみておきます。
17,800円を割り込んだ場合、次のサポートは16,300円の直近最安値のポイントです。
ここも絶好の買い場となるのではないでしょうか。
前述どおり、17,800円のポイントで買いを入れ、そして16,300円まで買い下がってゾーンで拾っていくようなイメージです。
BTCはショートを狙っているので、事実上、ETH/BTCの買いトレードをレバレッジでするといったイメージでしょうか?
こちらは週末に急落が起こった場合、ぜひ拾いたいポイントですので、買指値を準備して待っていようと思います。
また浅い押し目で切り替えしてしまうパターンも考慮しておきましょう。
その場合の押し目買いの水準はズバリ19,000円前後になります。
一目の雲をサポートに、2万円までまた切り返しやすいポイントでもあるので、短期的な上昇トレンドが続く方向にベッドしたい方は、この価格帯を意識しておくことをおすすめ致します。
SWELL期待で上昇するも・・・。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にXRPJPYも見ておきます。4時間足です。
30.50円を高値に反落気味です。すでにBTCやETHより上昇威力が弱い感じです。流動性が薄いコインですから、ベアマーケットに再び戻りますとまた大きく下落するように思えます。
ターゲットは26.08のサポートラインです。さらに割り込むなら25円も目指せるでしょう。
28.41の最も近いラインを割り込めば、下落トレンドが加速しやすいでしょう。
明らかにBTCJPY4時間足とETHJPY4時間足と比較しますと、上昇のトレンドの失速が見て取れます。
こういったコインペアは他のコインより明らかに資本の流入が少ないことを意図しておりますので、さらなる下値を更新していく可能性が高いわけです。
XRPの押し目買いは見送りで、トレードするなら、直近高値をバックにBTC同様に戻り売り戦略を取ろうと考えております。
基本、BTCとXRPの売りをメインに、ETHの押し目買いを狙う形が個人的な週末戦略です。
もちろん、高値を更新していく場合は損切りを準備しますし、反落すれば、中長期的には上昇方向で見ておりますので、再びETH中心のポートフォリオで仕込んでいこうと考えております。
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx