1月10日 週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析
【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
- イラン報復ミサイル発射年始はリスクオフスタート
年明け早々、イランのソレイマニ司令官が米国軍により暗殺されました。
これを受けて、世界の株式市場は年明け早々からリスクオフ相場に。
その後、イランからの報復攻撃にてミサイルが発射されてイラクの米軍基地に着弾し、80名の米軍を殺害したと、イラン国営テレビ側が発表しておりますが、米国側では死傷者ゼロと報道がありました。
中国のWe chat上では、それらの動画が多く流れておりましたが、どれを閲覧しても着弾はされておりませんでした。迎撃ミサイルが全て的確すぎるほど、飛んできたミサイルを空中で打ち当てて的を外させており、どうやらイラン側の偽り報道だったようです。
一部では、イランの反政府側がソレマイニ司令官の居場所を漏洩させたようで、数ヶ月に渡って計画的に行われた犯行のようです。それにより、もともと計画されていたものだったと個人的には解釈しております。
その証拠に、11月最終週から、原油、金の上昇に加え、軍事系企業の株価が上昇しているのも同時期でした。
日本の場合は、石川製作所が軍事機器のメーカーとして有名で、戦争ごとには毎度大きな上昇が見られる銘柄です。
この石川製作所の株価も見事に11月23日から大きく上昇し、1300円から2100円までと、ビットコインより大きな上昇を12月だけでも演じておりました。その後、この事件後には2500円を超える上昇まで示現しております。
明らかに情報が漏れていたのでしょう。
また、ビットコインの価格はさして上昇はしておりませんでしが、当コラムで何度かご紹介の通り、Bitfinex取引所などのBTC買いポジションが非常に大きく積まれており、この出来高上昇もぴったり11月20日以降に見られた現象でした。
つまり、今回のBTCロングの異常なまでの積み上がりは、この事実を狙った買いだったわけです。(個人的な見解です。あくまで。)
この仮説が正しい場合、これを狙った買いポジションは解消されるはずです。
売りが徐々に出始めているようです。
市場の売買比率は9:1のまま
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
BTC週足と日足チャートを並べて掲載しました。
週足レベルでチャネルレンジを引いてみました。日足に縮小すると引き続きこのゾーンで推移がしやすそうです。
上値の目処は915000円で良いでしょう。ここを超える場合は、明らかに好材料が出た場合のみだと考えます。ですので、基本このリスクオフ相場にかけた買いポジションの解消売りを狙ったショートトレードが得策ではないでしょうか。
世界のカバー先の中心地である、Bitfinex社の売買枚数は以下のようになっておりました。
上記のように、大きく上昇したBTCでしたが、今年に入って、買いポジションが大きく減少していることがお分りいただけるでしょう。
これは紛れもなく、素人のイナゴタワーに売りをぶつけている仕手筋の常套手段です。売り抜ける気満々でトライしてきております。リスクオフの報道があった日すら、買いポジションが減少しているということは、つまりそういうことではないでしょうか。一時、48000枚近くあった買い玉も、現在は35000枚にまで減少しました。しかしながら、11月下旬から積み上がった25000枚まではちょうど1万枚もの差が未だにあります。
この売りは出てくるものと考えた方が良いでしょう。反対に売りのポジションは3300枚と1/10以下で推移をしております。
見ての通り、買いに偏り過ぎではないでしょうか?
ポジションの傾きだけを考察するならば、買う理由はありません。彼らの投げ売りを待ってからじっくり仕込むべきだと思います。
80万、82万、84万円がサポートライン
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足で下落時のサポートラインを見てみましょう。
84万、82万、80万円とラインが引けます。下落トレードを狙う場合、週末はこの3本のラインで止まる可能性が高いです。
新規の押し目買いやナンピン買い、短期ショートトレーダーの利益確定の目安になりやすいので、この3本のライン付近での突っ込んだ売買には注意を払っておきたい所です。
個人的にはすでに売りポジションを持っておりますが、現在の水準では打診売り、87万〜90万円に戻ったところはぜひ戻り売りをしたいイメージです。
BTCの上げについてこれなかったETH
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETH日足分析に移ります。
BTCと変わらず、売りです。リスクオフ資産という認知はまだ低いためか、BTCの今回の上昇には大してついていきませんでした。
プラストークン(中国最大の詐欺コイン)調達資金であったETHの売り圧力も100億円以上、12月時点で残っておりました。これらの売りが徐々にまた効いてくると思われます。BTCの連れ安にそってさらに売り込まれる可能性さえあるのではないでしょうか。
13500円レベルまで下落を想定して、売りトレード継続です。
1万円レベルまで下がってくるならば、中長期用で仕込みたいと思います。
14400円からの売り狙いがベターか?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にXRP分析です。日足ベースで下落チャネルレンジが引けます。25円を天井に再度20円割れを試す展開でしょうか?
テクニカル的にも一目均衡表は下トレンドを向いておりまして、変わらず売り戦略継続で良いでしょう。
流動性がダントツ薄いコインですので、急落はしやすい環境にあると思います。急騰した位置までは戻る可能性が高いと考えており、BTC、ETHと同じくして、ショートで良いと思われます。
週足レベルでは、まだまだ下落トレンドの最中ですので、今回の機会は良い戻り売り局面だった可能性もまだあります。
次のボトムトライで底堅さを確認する番なので、深い押し目買いも念頭におきつつ、短期的にはショートトレードをもう少しだけ継続したいと考えております。
- Liquid by Quoine ログインはこちら
- 【Liquid by Quoine ライト版アプリ】は以下よりダウンロードができます。
【免責事項・注意事項】
本ウェブサイト上にて掲載される情報のうち、仮想通貨にかかる相場展望は執筆者の個人的見解であり、QUOINE株式会社の公式見解を示すものではありません。また、本ウェブサイトへの執筆者の記事掲載は、情報提供を目的としたものであり、ビットコインといった仮想通貨を始めとするいかなる商品についても、その売買等の取引の勧誘・推奨を目的としたものではありません。本相場展望は信頼できると思われる各種データを基に作成されていますが、その正確性、完全性、有用性、信頼性等いかなる保証も行いません。本ウェブサイト上にて提供される情報に基づいて、取引等の行為をなされる際には、自身の責任と判断の下で行ってください。当該行為の結果、損害を被ったとしても、QUOINE株式会社及び執筆者は、一切その責任を負いません。