ついにビットコイン相場も崩壊!まさに13日の金曜日!

3月13日 週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析
【目次】
- 今週注目度が高かったトピックス振り返り
- ビットコイン、リスクオフ資産じゃなかったの!?
- 戻りは70万円まできたらオーバーシュートも注意!
- イーサは17,000円まで戻れたらラッキー?
- 上値の目処の水平線
- QASHは3.75円の戻りを。
【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
- ビットコインをはじめ、今週は50%越えの暴落!
本日、13日の金曜日と縁起はよろしくない日ですが、見事な大暴落です。
ビットコインが82万円から1日で42万円近辺まで急落しました。
50%の下げを演じたのは初めてです。特に暗号通貨業界にて、ネガティブなニュースは流れていないのですが、投資家の資金繰り悪化のため、現金ポジションを必要としたプレイヤーからの換金売りが重なり、ヒステリックな状態になったのでしょう。
これは間違いなく短期的なオーバーシュートです。
しかしながら、世界経済は新型コロナウィルスにより経済機能が麻痺しかけております。
感染拡大を防ぐための予防が人々の往き交いを妨げるため、サービス業全般から特にブレーキがかかり始めております。
これが世界レベルで同時に起こっておりますから、倒産企業も今月あたりから急激に増えていくでしょう。
現在、深刻なイタリアです。死者が急増傾向にあり、イタリア経済は非常に脆弱なことから、イタリアのメガバンクあたりから、デフォルト危機が噂され始めると思われます。数年前のモンテ・パスキ・ディ・シエナ銀行やウニ・クレジット銀行あたりもギリシャショックの余波から経営破綻が危ぶまれておりました。先ほど、これらのCDSが急激に上昇を始めていたので、かなり注意が必要となってくると思われます。
ユーロやポンドの通貨も近い将来、大きく下落すると思われます。中国経済も大打撃を受けておりますし、しばらく換金売りにビットコイン相場も押されるのではないでしょうか。
ビットコイン、リスクオフ資産じゃなかったの!?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
本日は、メインテクニカルはなし。MACDとローソク足のみで相場をみていきます。
急激な値動きをする場合は、メインテクニカルがあまり通用しないためです。売られすぎ、買われすぎを推し量るオシレーターのみです。
さて、BTCはリスクオフ資産だったのではないの??と思われるかもしれませんが、本当に相場が崩壊するときは、「Cash is King」です。
リーマンショック前も、ゴールドや国債が売られる局面が数ヶ月ありました。
特にゴールドは安全資産としては世界最強なのですが、あのゴールドでさえも、2008年3月から2008年10月までに1,080ドルから685ドル近辺まで下落した過去があります。この下落は、ベアスターンズの破綻がきっかけでした。
そして、この後リーマン・ブラザーズも続いたこともあり、ここまで値を下げたというわけです。
BTCはまだどちらかというと安全資産としての地位を完全には確立できておらず、プチショック程度までしか吸収できないアセットであることが今回再認識させられたかと思います。
さて、そのBTCですが今週は90万円台から42万円までと50%以上の下落を演じ、株式市場よりもひどい有様になりました。
流動性は薄く、すぐに壊れてしまう相場です。
下値のターゲットは、昨年、一昨年の安値である35万円付近が意識されることになりそうです。
戻りは良くて70万円ではないでしょうか。
現金ポジションに戻すことを推奨し、しばらく静観の姿勢を貫きます。
戻りは70万円まできたらオーバーシュートも注意!
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
日足に時間軸を落とします。
コラムを書いていると、意味不明な値動きを続けております。こういう相場ですから、プライスにあまり自信の持った言及はできませんがご了承ください。
レジスタンスラインは70万円が最も意識されるでしょう。
しかしながら、ここまで上昇するとおそらくショートカバーを狙った強い買いが入る可能性も高いことから、安易なショートは避けたいところです。
レバレッジ取引で売りから攻める場合でも、レバレッジは0.5倍程度にまで下げて取引すべきでしょう。
70〜80万円でダメ元売り指値をセットしておくことはありだと思われます。
ただし、逃げ場としてベターなポイントとしては、60〜70万円台でしょう。
時間足では各取引所高値が違いますが、おおよそ64〜66万円を意識されるかと思われます。
イーサは17,000円まで戻れたらラッキー?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETH日足分析に移ります。これもひどいもので、31,500円付近を高値に60%の下落です。(現在レートで。)
MACDはまだ0.00を割り込んだ程度でして、ここからまだ加速して下げ幅を拡大するでしょう。戻り売り王道相場ではあるのですが、これもCash is kingです。
売りあがって、損切りをする覚悟でなんとか耐え抜くべきだと思います。
こういった行為は最終的には大きく収益を得られる可能性が高く、売り終えたら、また今度は再び買い下がる気持ちで、大きな押し目買いチャンスを待つべきでしょう。このような相場はV字で元の価格までまず戻りません。
が、下落トレンドやダブルボトムのような形状は高確率でまだ続きます。
その絶好の買い場を逃さないためにも、これらの値動きを前提として、今は我慢のロスカットを敢行すべきだと考えます。
上値の目処の水平線
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
距離が遠いですが、引くことができるラインは17,000円と19,000円です。
ここまで戻る確率は低いですが、念のため、19,000円まで戻る前提で10分割ぐらいして売り指値を並べるべきではないでしょうか。
前述した通り、世界各地で実体経済の悪化から、ゴールドやBTCまでもが売られ始めているのは、紛れもなくその証拠です。
下落が始まったのは株式市場や為替市場より明らかに遅かったので、それはそれでよかったと思われます。
ETHのPoSアルゴリズム変更も良かったと思いますし、ボトムを年内にどこかでつけますでしょうから、その買い場に向けて、一度セーブを心がけるべきでしょう。
ぜひ、最高の買い場を狙う準備をしてください。
QASHは3.75円の戻りを。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にQASH分析です。
こちらの目処は3.75円と4.8円です。
BTCやETHの値動きで連動すると思いますが、このポイントを意識しながらトレードされると良いと思われます。
下値の目処は正直わからないため、言及に控えます。QASHもERC20ですから、技術的な担保としてはETHの値動きが最も意識させられるかと思われます。
QASHも当然のことながら、次のエントリーチャンスを狙って、買い場さがしをすべきだと考えます。
今週末、おそらく世界各国から大規模な経済対策の緩和措置が発表されると思われますので、その上昇を狙って、売り場探しといったところではないでしょうか。
BTC、ETH、QASHの持っているポジションの50%以上は手仕舞う準備をする予定です。レバレッジ取引はなしで。
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx