新型コロナ、感染者数が53万人!ビットコイン市場への影響は?

3月27日 週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析
【目次】
【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
- 新型コロナウィルス感染者は53万人突破!
- 米・新規失業保険申請件数は、なんと328万人!
新型コロナウィルスが拡大する一方です。
出所:Reuters
こちら、ロイター通信からのサイトの切抜きですが、ついに世界で感染者数は53万人を突破しました。
1日前は47万人でしたが、10%を超える大幅な増加です。世界各国でも感染者が次々と現れ、特に新興国や途上国でも感染者が激増し始めています。
そして米国では感染者数が特に増加傾向にあり、週末には10万人突破は確実視されています。
イタリアでも感染者数8万人が確認され、死亡者は8,200人と致死率は10%を超えてきております。
イタリア経済は完全に停止している模様でGDPに大きな影響を及ぼすでしょう。一つ参考になる指標としては、シンガポールの1-3月期のGDPは前期比で-10.6%という発表が昨日ありました。あまりにもひどい数字です。
あまり注目はされておりませんでしたが、シンガポールのマイナス成長は世界各国の参考値となるでしょう。
米国は2兆ドルの大規模緩和を実施しようとしており、週末にこの法案が下院を通過して可決されそうです。が、株式市場もそれをおおよそ織り込んでおりますので、そこまで反発につながらないかもしれません。
ありえないほどの大規模緩和ですが、このキャッシュフローが市場に還流するのは、もう少し時間がかかるように思えます。
この資本の一部はビットコイン市場にも向かうと思いますが、今ではないでしょう。
ビットコイン上値は限定的か?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
・一目均衡表
・オシレーター:MACD(通称:マックディ・エムエーシーディとも呼ばれる。)
さて、BTCJPY分析をしていきましょう。
日足です。株式市場の上昇もあり、ここ数日は堅調に推移をしております。
個人的にはこつこつレバレッジ取引で少額のショートを入れて様子をみております。
先日、ちょうどレジスタンスラインが引けるポイントまできておりまして、そこをバックに戻り売りがしやすい格好です。
世界中で物資が不足をはじめ、悪いインフレ方向に向かうでしょう。
ビットコイン市場へ新規のキャッシュフローが入ってくるとは思えず、しばらくはマイナーなどからの換金売りにじわじわと押されて上値が重くなるのではないかと予想しております。
安全資産的な位置付けも信用したいのですが、国債やゴールドでさえも下落を演じましたから、さすがにビットコインでも無理があるのかな・・・と個人的には思っています。
もうしばらくは現金に戻す動きが断続的に見られると思います。
トレンドラインを割り込み、MACDはダイバージェンス中
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足に時間軸を落とします。
トレンドラインを2本引いてみました。
すでに右方向に抜けてきており、現在の価格帯をキープしているだけでもトレンドラインを割り込みそうです。
イメージとしては、雲をサポート、または63万円台に引けるサポートライン付近が一つの目処となるでしょう。
一気に割り込んでいくイメージはありませんが、ヘッドアンドショルダーのようなチャート形状をしていくと考えております。
MACDもダイバージェンスしておりますし、上値はしばらく重いと考えます。
ストップは80万円の少し上に、ターゲットを63〜66万円をイメージです。
75万円あたりからのエントリーがリスクリワード的に良いと思われます。
イーサ、ビットコインよりも戻りが弱い
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETH分析に移ります。
BTCと比較して戻りが弱いです。アルトコインですから致し方ないでしょう。
安全資産的な位置付けではありませんので、ダウンサイドゲームだと考えます。
同じくETHも戻り売りで。
17,000円のレジスタンスラインを意識しての展開を想定中です。
4時間足に時間軸を落としてエントリータイミングをみていきます。
すでに一目の雲はBTCと違い、薄い雲で推移しております。陰転も間も無くです。
サポートは14,000円付近の雲の下限です。ここを抜けたら下落は早まります。
ターゲットは12,500円としたいです。
現在の水準からショートエントリー、ストップは16,000円越えで。
第一ターゲットを14,000円手前で利食い、第二ターゲットの12,500円までスイングといった感じで個人的にはトレードしていく予定です。
BTCよりも下落幅が大きくなると考えており、ETHショート戦略のほうに比重を置くべきではないでしょうか。
ETHに限らず、アルトコイン全般は弱いイメージ継続です。
QASH、ダブルボトム形成なるか?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にQASH分析です。
順調に回復の値動きを見せているのは少々驚きです。
値動きを見る限り、売り物がもうないのかもしれません。
BTCの2番底を狙って、QASHは3円手前から買い指値を入れておくのも良いかもしれません。
ダブルボトムをイメージしつつ、底割れの注意を払っておきましょう。
安値の2.8円付近を割り込んだとしても、そこからさらに大幅に下落しない限りはMACDが日足ベースでダイバージェンスを発生させます。この場合は絶好の買い場到来でしょう。
QASHについては深い押し目買いを狙いたいと思います。
総じて、BTC、ETHはレバレッジトレードで少額の戻り売り。レバレッジは0.3倍程度とかなり低めに抑えて短期的な売りを。QASHは深い押し目待ち、今週末の個人的なプランはこのような感じです。
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx