今晩CME先物最大級のビットコイン決済が!?400億円超えで乱高下必須か!?

5月29日 週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析
【目次】
- 今週注目度が高かったトピックス振り返り
- ビットコイン、三角保合いも方向感を探るのは難しい
- 96万〜97万円ゾーンから買い戻しか?
- イーサ、19,000円〜24,000円ゾーン
- 買い戻しは22,000〜22,800円をイメージ
- リップルは短期的にショート戦略を。
- QASH、3.65〜3.75円を突破にて上昇期待が持てる?
【今週注目度が高かったトピックス振り返り】
- CME未決済ポジション額が過去最大級
新型コロナウィルスは日本国内で大きく解消されつつあり、日経平均が大幅に上昇した今週でした。また補正予算を組み、追加緩和を発表したことが好材料と捉えられ、株もビットコインも大幅上昇を演じました。
今回の第二次補正予算は31兆円を超え、今年に入り日本は233兆円規模の追加緩和を発表したことになります。
世界各国このような緩和合戦は続いており、すでに世界全体での金融緩和の量は8兆ドルを超えております。
来月にも10兆ドルを超え、全世界GDPの12〜15%相当に値するようになるでしょう。
これは紛れもない、グローバルバブルに発展するのではないでしょうか。
その時は、株式も暗号資産も全てが大きく上昇する相場となり、法定通貨の本質的な価値が減少すると思われます。インフレ資産としてBTCを保有するのは大いにありでしょう。
さて、本日は月末最終金曜日ですが、金融市場では0時にロンドンフィキシングがあり、大きく為替市場が荒れます。合わせてBTCのCME先物決済も絡みますから、市場は大きく乱高下します。(月末は円高に向かいやすい。)
トピックスに掲載しましたが、今晩のBTC先物決済は450億円相当あるようで、大荒れの可能性もあります。先物大口決済を控えている場合は、トレンドと逆方向に行きやすい傾向があるため、個人的にはポジションを持っているのですが、縮小して臨みたいと思います。
ビットコイン、三角保合いも方向感を探るのは難しい
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
【採用テクニカル】
- 一目均衡表
- MACD
BTC日足から分析していきましょう。アセンディング・トライアングルにて、強気の形状を示唆しております。107万〜108万円ゾーンを突破した場合、大きく上方向に抜ける確率は依然として高いと考えておりますが、今晩のSQ
を控え、個人的には少し弱気姿勢を強めております。
今一度、下方向の下限トレンドラインまで戻される可能性は比較的高いと考えており、持っているポジションを半分程度閉じて、押し目買いを狙いたい考えです。
96万〜97万円ゾーンから買い戻しか?
Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足に落とします。現状で成行き売り決済をしたとして仮定します。
まずは押し目買いはトレンドラインの手前からです。
96万円付近からの買い戻しを検討します。
このポイントは一目均衡表の雲の下限ともおおよそ重なっており、テクニカル上限が重なるポイントです。
現状は三角保合いのため、抜けた方向にはもちろんトレンドはできると思うのですが、正直現状は方向感がないので、出たとこ勝負になります。
そのきっかけとなるのが、前述通り今晩のCME決済ではないかと考えている状況です。上方向の目線は買えませんが、少し様子見するスタンスに切り替えます。
イーサ、19,000円〜24,000円ゾーン
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
ETH日足分析に移ります。19,000円-24,000円のレンジとなっており、今朝方つけた高値を超えていければ24000からの上昇は加速するでしょう。
BTCからETHに資本回帰しつつあり、リバース・アルトドレイン状態です。
BTC半減期通過後、期待の買いで上昇していたBTCは一度調整が入っている模様です。
BTCと比較して、ETHがそれほど形状が悪くないのはこれが理由でしょう。
ETHも現状からポジションを縮小し、再度押し目買いを狙いたいと思います。
買い戻しは22,000〜22,800円をイメージ
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
4時間足です。サポートラインは23,100円前後です。
今回の押し目では23,000円から、その次のサポートは22,800円付近から。
これぐらいからのイメージを持っております。
ちょうど5%ほど下落したタイミングからの再エントリーになります。
もう少し引きつける場合は22,000円の雲のサポート付近ぐらいでしょう。
ファンダメンタルズ的には、今週、ETHライデンネットワークβ版がローンチされました。ETHトークンを介したオフチェーン上でのやりとりがスムーズ化されるでしょう。ネットワーク手数料も一段と安くサービス化が測れますので、ブロックチェーンを使ったより柔軟なサービスに答えることができるようになると思います。これらの期待の買いは、もうしばらく継続するのではないでしょうか。
リップルは短期的にショート戦略を。
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
XRPです。こちらは完全に戻りが弱っており、ロックアップ解除が週明け行われる可能性は高く、よほどの材料を知らない限りベテラントレーダーはまず買ってこないでしょう。
個人的には、ショート戦略を組みたいと考えております。
現状の価格から売りを狙い、20円方向を狙ったトレードが良いように思えます。
BTCとETHの買いポジションは残っておりますから、これを証拠金にXRPショート戦略でヘッジすることはありではないでしょうか。
Liquidサービスは、暗号資産を証拠金にしてレバレッジトレードできる便利さはあります。この仕組みもぜひ活用してみてください。
QASH、3.65〜3.75円を突破にて上昇期待が持てる?
出所:Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)
最後にQASH分析です。
3.25-3.75円レンジで停滞中であり、中期ではまだ下落チャネルレンジの中で推移しております。
上昇のきっかけとなるのは3.75円突破と下限チャネル上限ライン突破の2つとなるでしょう。
ゾーン的には3.65-3.75円あたりからだと思われます。この付近まで追い込み、天井圏でレンジを形成するような値動きをみせるなら、打診買いで入りたいと考えております。
今週末はBTC、ETHの買いポジションを減らしつつ押し目買いを。
XRPは戻り売りを。
このようなイメージで個人的にはトレードをしていく予定です。
さて、唐突ではございますが、今週のコラムを最後にLiquidコラムの執筆は終了となります。
約2年間ほど当コラムで執筆させて頂き、多くの読者様にご購読頂けましたことを大変感謝申し上げます。
もし再開する機会がございましたら、またぜひお読み頂けましたら幸いです。
長らくご愛読、大変ありがとうございました。
ひろぴー
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執筆者
ひろぴー
加藤宏幸(業界ネーム:ひろぴー)CXRエンジニアリング(株) 代表取締役であり、Trading View Japan Directorも兼任。FX・BTCトレーダー コラムニスト・ラジオ日経パーソナリティ等業界を幅広く活動中。Twitter: @hiropi_fx