ナンピン買いとは?そのタイミングはいつ?

ナンピン買いとは、仮想通貨の価格が下落している局面で、保有通貨の枚数を買い増していく投資戦略です。
これを行うと、一単位あたりの平均購入単価を下げることができます。
したがって、価格が上昇に向かうと、利益が発生していた水準まで価格が上昇する必要は無くなります。
しかし、あなたがナンピン買いをしている状況で、もし価格がさらなる下落へ向かうのであれば、トータルの損失はさらに膨らんでしまうことを考慮しなければいけません。
ナンピン買いの方法
まず、ナンピン買いは仮想通貨をいくらか購入した状態からスタートします。
例えば、1 BTCを7000ドルで買っていたとします。その場合、平均購入単価は7000ドル/BTCになります。
そのビットコインを保有している間に、ビットコインの価格が下落したタイミングでナンピン買いを行うことができます。
簡単に言うと、あなたがすべきことはより低い価格で仮想通貨を買い増すだけです。
しかし、ここでの注意点は、一度に買い増すのではなく、ドルコスト平均法のように何回かに分けてナンピン買いを行うのが良いでしょう。
今、ビットコインの価格が6500ドルに下落したとします。当然、あなたの保有するビットコインの価値は7000ドルで購入した時よりも下がります。
この価格で、1BTCを買い増した場合、あなたの平均購入単価は6750ドル/BTCに減少します。
平均購入単価が下がったことで、最初に購入した水準(7000ドル)までビットコインの価格が回復する前に、利益を出すことができるようになりました。
その後、ビットコインの価格が6900ドルまで回復したのであれば、その時点で利益を上げることができます。
ナンピン買いをすべきでない理由
ナンピン買いは仮想通貨への投資総額を増加させます。そして、より低い価格で買うことができれば、平均購入単価を下げることができます。
しかしながら、必ずしもナンピン買いは価格が回復して利益をもたらすことを保証しているわけではありません。もし価格がさらに下落するのであれば、さらに大きな損失を計上することになります。
したがって、ナンピン買いにはさらなる損失をまねく可能性が含まれていることを考慮する必要があります。ナンピン買いを行いつつ、できる限りリスクを減らすためにもドルコスト平均法に見られる投資戦略を同時に行うことも頭に入れておいてください。そうすれば、価格変動リスクによる損失を抑えることができます。
まとめ
ナンピン買いは、平均購入単価を下げるために利用される投資戦略です。ひとたび保有資産が上昇に向かえば、いち早く利益を出すことができます。
一方で、この戦略を採用する投資家の方は、よりリスクの高い状況にも置かれることを頭に入れておく必要があります。ナンピン買いを行なった後、さらなる価格の下落に直面した場合はさらなる損失を被ることになるからです。
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