仮想通貨はトレーダーのみならず、世界中の有名企業へも影響を及ぼしています。
有名ブランドを手掛ける企業の株価は、仮想通貨や新規仮想通貨公開に関連付けた材料によって急騰しています。
ここでは、仮想通貨ブームに参入する企業や、関連株価の動向などについてご紹介します。
仮想通貨ブームに便乗。企業の仮想通貨事業への参入が広がる
カメラメーカーのコダックも参入
カメラメーカーとして有名なコダックは2018年1月より「KODAKOne」サービスを開始し、仮想通貨である「KODAKCoin」を発行しました。
「KODAKOne」とは、ライセンス契約などがなく、写真を使用された場合は写真家が支払いを受け取れるようにする仕組みです。コダックは一時期、デジタルカメラがカメラ業界の主流になったことで2012年に破綻していますが、印刷事業に傾注したことで財政を立て直すことに成功しました。
仮想通貨関連事業を開始したことから注目を浴び、コダックの株価は約2倍に急騰しています。
日本国内でも有名企業の参入が相次ぐ
日本国内では、さまざまな異業種から仮想通貨業界への参入が相次いでいます。
仮想通貨取引事業へ参入した企業は、株式会社サイバーエージェント・株式会社DMM.com・株式会社エボラブルアジアなどの大手IT企業4社です。
サイバーエージェントでは新たな仮想通貨の取引所を運営することが決定しており、DMM.comにおいては仮想通貨マイニング事業へも意欲的に参入する姿勢です。
マイニング事業へは、GMOインターネット株式会社をはじめ3社が参入しました。仮想通貨の決済事業へ参入したのは、TVコマーシャルなどでもよく目にする株式会社エイチ・アイ・エスや株式会社リクルートライフスタイルなど3社です。
エイチ・アイ・エスはbitFlyerと提携し、38店舗でビットコインを活用した決済の導入が決定されました。海外においては、大企業であるAmazon社も仮想通貨業界へ参入を検討する動きです。
関連株価は急上昇
日本国内に留まらず、海外の大手企業や著名な投資家達からも注目を集める仮想通貨。
大手企業が仮想通貨に関する社名にしたり、ブログを投稿したりするだけでも株価が短期間で急騰する現象が起こっています。
そのため、全国の大手企業はこぞって仮想通貨のブームに便乗しようと、仮想通貨事業に殺到しています。
プロのデイトレーダーであるジム・ディポァ氏は「これらの株式への関心が極めて強いのは、私のように多くのトレーダーがボラティリティーの上昇を渇望しているからだ。
株価に疑問の余地があるとしても気にしない」と語り、大手企業の株式へ投資する姿勢をみせています。
仮想通貨の動向と共に、仮想通貨に関連した事業展開を行う大手企業の株価は今後も注目を浴びることとなるでしょう。
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