仮想通貨の購入に伴い、アメリカのクレジットカード会社が恩恵を受ける
アメリカのマスターカードは今年これまでに処理した越境取引は22%増加したと発表しました。
増加の要因としては、ヨーロッパでの旅行消費が増えたことに加え、クレジットカードを利用した仮想通貨の購入が増えたことも含まれているとのことです。
マスターカードのCEOであるマルティナ・フントメジャン最高財務責任者は「こうしたことが大々的に続くとは考えていない」と述べ、仮想通貨の購入に関する制限をするクレジットカード会社が増えている点もトレンドに影響を与えるだろうとしています。
中国の次はロシア企業による仮想通貨の買い占めとその影響
中国は仮想通貨のマイニング(発掘)大国として世界の約70%のシェアを誇っていましたが、政府から仮想通貨の発掘を禁止する制度が発表され、マイニング事業が停滞しました。そんな中、ロシアが活発な動きを示しています。
ロシアでは、仮想通貨の取引を規制している一方、マイニングに関しては規制がないため、マイニング産業が活発化していると報道されています。
専門家によると、昨今、ロシアの企業が仮想通貨を採掘するためにグラフィックボードを買い占めており、品薄になっているとのことです。
グラフィックボードとは、パソコンのディスプレイモニターにより高性能な映像を映し出すために使用されるGPU搭載のボードのことです。
元来、グラフィックボードはゲームなどの映像を2Dから3Dにするためなどに使用されていました。
仮想通貨のマイニングをする時には膨大な情報処理をする必要があるため、グラフィックボードの使用が適していると考えられており、海外市場でグラフィックボードの在庫が枯渇した結果、平均50ドルから100ドルほども値上がりしています。
これは、ロシアの企業が大々的にグラフィックボードを仕入れ、仮想通貨の発掘に力を入れていることを示唆していると言われています。
インドなどの国々が仮想通貨取引に関する規制が厳しくなる一方で、ロシアは国のマイニング業者を誘致しようとしているなど、仮想通貨が世界の市場に与える影響は大きいと言えるでしょう。
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