オーストラリアの小売店およそ1,200軒でビットコインの購入が可能になった
2018年3月1日、オーストラリアのBitcoin.com.auは、オーストラリア国内にある、およそ1,200軒のニューススタンド(日本のコンビニに似た店舗)で、ビットコインとイーサリアムの購入を可能にしました。
あらかじめ個人のウォレットを用意しておけば、各ニューススタンドに設置してあるiPad miniでお店のウォレットのQRコードを読み取るだけで購入ができます。購入はおよそ20分で可能です。
Bitcoin.com.auのCEO・ルーパート・ハケット氏は「今回の導入は、仮想通貨が安心だと思ってもらうための取組み」と述べ、「飲み物や文房具を買うのと同じ場所で仮想通貨が購入できることは、それだけ仮想通貨が精度化されたということ。今まで難しそうだというイメージで仮想通貨の購入をためらっていた人も購入しやすくなるだろう」と語っています。
購入時には5%の手数料がかかりますが、初日である3月1日は、プロモーションのために手数料は無料でした。
国民に慣れ親しまれたニューススタンドで仮想通貨の購入が可能となったことから、国民の間で広く仮想通貨が利用されるのではないかと期待されています。
オーストラリアは仮想通貨に寛容
ニューススタンドで仮想通貨が購入可能になったオーストラリアですが、オーストラリアはビットコインなどの仮想通貨に非常に寛容な国で、ニューススタンド以外にもさまざまな場所で仮想通貨を利用できます。
例えば、電気代やガス、水道代などの生活に必要不可欠な料金や、学校手数料、家賃、保険料なども仮想通貨で支払うシステムが整えられており、多くの国民がこれを利用しています。過去には16ヶ月間で400万ドルの家計費が、ビットコインで支払われたという実績もあります。
2017年7月には仮想通貨が非課税になり、オーストラリア国内の大手銀行も「仮想通貨を禁止にするつもりはない」と発言しています。
また、2018年1月には、ブリスベン国際空港がターミナルや関連店舗で仮想通貨の利用を可能にする取組を始め、仮想通貨が着々と国内で広がっています。
注目したいのは、学校で仮想通貨の授業を取り入れていることです。
国内のある小学校では、ブロックチェーンを支えるソフトの習得を行い、子供たちに仮想通貨のシステムを学んでもらう授業が実施されています。この授業ではすでに、子供たちがブロックチェーン技術を使って、独自の通貨を構築しているそうです。
このように、オーストラリアでは、仮想通貨を積極的に取り入れています。国全体を上げて仮想通貨を認めていることが、オーストラリア国内での仮想通貨利用率を上げているといっても過言ではありません。
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