採掘(マイニング)で暖まる?仮想通貨のマイニングができる暖房器具が発売

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イーサリアムのマイニングができる暖房器具が発売

フランスの「Qarnot」は、仮想通貨を採掘(マイニング)する際の熱を利用する暖房器具「Crypt Heater QC-1」を開発しました。

 

「Crypt Heater QC-1」にはマイニングの際に使用されるグラフィックボードが2枚組み込まれており、グラフィックボードが発する熱で部屋を暖める仕組みになっています。

見た目はコネクタが少なく、木とアルミボードでできた、スタイリッシュでシンプルなデザインです。

本来の暖房器具に必要なモーターやファンなどがないため、暖房特有の音で騒音になることもありません。

また、アプリを使って監視や操作ができるため、離れた場所でもマイニングの状況を確認できます。

 

設置や使い方は非常に簡単で、プラグをコンセントに差し込んでから、インターネットに接続し、モバイルアプリでウォレットのアドレスを入力するだけです。10分ほどで使う準備が完了します。

 

およそ20平方メートルの部屋を暖めることができ、極端に寒い地域では、ブースターモードでパワーを上げることも可能です。1年間の保証も付いています。

 

肝心のマイニング量ですが、マイニングにかかる電気代を差し引いた場合、1日およそ2.5ドルとなっています。(2018年3月現在のレート)

価格は2,900ユーロ(およそ38万円)で、発送は2018年6月からです。

 

「Crypto Heater QC-1」発売の背景

「Crypto Heater QC-1」は、マイニングの際に発生する膨大な熱量を暖房に利用しようという発想から生まれています。

マイニングの際には、コンピューターが非常に熱くなるため、その熱を暖房に利用できないかと考える採掘者(マイナー)が多く、Crypto Heater QC-1は、それを実現したアイテムといえます。

 

今回Crypto Heater QC-1を開発した「Qarnot」は、もともとCPUの持つ熱を利用した暖房器具を作っている会社です。コンピューターの熱を利用した暖房は、すでに複数の場所で使用されており、パリでは3Dアニメーションを作っている会社で利用されています。

3Dアニメーションは作成の際にCPUが大きな熱を持つため、Qarnotでは、その熱を使って社内を暖めるシステムを開発し、提供しています。

Crypto Heater QC-1は、これをマイニングに応用した製品です。快適に感じられるような熱を出すために、5年の歳月をかけて開発されました。

 

3つの仮想通貨のマイニングができますが、Crypto Heater QC-1では、最も収益性の高い仮想通貨をマイニングするようになっており、主にイーサリアムがマイニングの対象です。

マイニングの熱を利用した画期的な暖房器具は、仮想通貨の新しい可能性を示す商品として注目されています。

投稿者

Liquid編集部