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サムスン電子、ブロックチェーンを物流に活用

サムスン電子が物流にブロックチェーンの導入を発表

2018年4月16日、韓国の大手企業サムスン電子は、世界規模の物流にブロックチェーン技術を活用していくことを発表しました。
 
具体的には、港湾当局との調整や信用状の管理をブロックチェーン技術を用いて行うことにより、空路でおよそ50万トン、海路でおよそ100万トンの輸送を可能にするとしています。
 
グループ会社であるSDS社の副社長兼ブロックチェーン責任者のソン・グァン・ウー氏は「ブロックチェーン技術は革命を起こすテクノロジー。製造業にも大きな影響をおよぼすだろう」と、ブロックチェーン技術を物流に活用することによる将来性を述べています。
 
サムスンは近年、仮想通貨の採掘(マイニング)事業にも乗り出し、グループ全体で仮想通貨関連の事業に力を入れています。2017年11月には、2022年までに韓国政府と協力し、福祉やロードマップの作成にブロックチェーンを活用することを発表しました。また、SDS社は、2017年にビジネスで利用できる取引管理ツール「Nexledger」を開発し、普及させています。
 
大手企業であるサムスンのこうした取り組みは、マイニングを独占している企業への圧力になると、ユーザーからの期待も大きいです。

 

ブロックチェーンの導入で物流はどう変わる?

ブロックチェーンを物流に導入することで大きく期待されているのが、コストの削減と、タイムラグの短縮のふたつです。ブロックチェーンが導入されることによって、物流にこれまで必要だった人手や細かなコストが削減され、最大20%のコストが削減されるとされています。
 
また、タイムラグが短縮されるのも、物流にとって大きなメリットとなります。世界規模の物流では、代金の決済と商品の引き渡しにタイムラグが生じるため、代金を支払っても商品が入手できない、商品を渡したのに代金を支払ってもらえないというリスクがありました。
 
このリスクを回避するために、銀行が支払いを確約する「信用状」が使われていますが、ブロックチェーン技術を活用して、信用状の管理を行い、出荷と発売のタイムラグを短縮することによって、より信用度の高い取引を行えるようになります。
 
現在、物流におけるブロックチェーン技術の活用には、多くの企業が注目しています。いずれはインフラの基盤すべてが、ブロックチェーン技術によって支えられるといわれるほどです。
 
サムスンが物流にブロックチェーンを活用し、これを広げていくことで、物流にさらなる革命をもたらしていくことになるでしょう。

執筆者

Liquid編集部

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