<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://q.quora.com/_/ad/f36e97ab990e4ac69c2734d14b05a7cc/pixel?tag=ViewContent&amp;noscript=1">

検索するキーワードを入力

シンガポールでブロックチェーン技術を活用するコンペが開催!賞金も

シンガポール政府がブロックチェーンをビジネスに活用するコンペを開催

2018年3月29日、シンガポール政府はブロックチェーン技術をビジネスに活用するコンペを行うことを発表しました。このコンペはブロックチェーン技術を新たに開発、発信することで、シンガポールをデジタル革命の発信地にすることを目的にしています。
 
コンペには「起業家部門」と「情報伝達部門」のふたつがあり、開発者たちは、6ヶ月でプロダクトを具体的にする、もしくは新しいブロックチェーンの概念を生み出す必要があります。
 
コンペに勝利すると、起業家部門では5万シンガポールドル(日本円で約400万円)、情報伝達部門では10万シンガポールドル(日本円で約800万円)の報酬を受け取ることができます。
 
コンペを主催するIMDA(Info-communications Media Development Authority:シンガポール情報通信メディア開発庁)は「今回のプロジェクトは、国内の技術開発者たちを触発し、シンガポールの情報移動を加速させるための技術となる」と述べています。

 

シンガポールのブロックチェーン事情

今回のコンペだけでなく、シンガポールはブロックチェーン技術の採用に積極的で、さまざまな部分でブロックチェーン技術を取り入れています。
 
とくに、国際送金や資金決済システムで顕著に表れています。シンガポール中央銀行ではカナダ銀行と協力し、仮想通貨トークンを利用した実験を行い、ブロックチェーンを使った送金システムの開発を行っていくことを宣言しました。この発言には、シンガポール周辺の国家も注目しており、韓国や日本でもこうした取り組みに関心を示す動きがあります。
 
また、MAS(Monetary Authority of Singapore:シンガポール金融管理局)とABS(Association of Banks in Singapore:シンガポール銀行協会)は、ブロックチェーン技術を使った決済システムの実証実験を11の金融機関と協力して行っています。この実験では銀行でのコスト削減や、プライバシーを保護した取引に効果があったとされ、今後銀行に正式に採用されることで、決済リスクが軽減されると期待されています。
 
IMDAでは、こうしたブロックチェーンの技術は、他業種と組み合わせることで、新たなイノベーションを起こせると考えており、ブロックチェーン業界以外の業界にも積極的な協力を求めています。
 
コンペをはじめとするこうした動きは、シンガポール国内でのブロックチェーン技術の開発を促進させ、効果的な競争を生んでいくでしょう。

執筆者

Liquid編集部

Liquidに関する様々な情報をお知らせします。

関連記事

ポルカドットとは?パラチェーンについても解説
BAT(ベーシックアテンショントークン)とは?特徴・過去のチャートなど
RSIとは | Liquidのチャートでテクニカル指標を利用する
Liquid by Quoine公式ブログ