仮想通貨最大のイベント・コンセンサス2018が閉幕
2018年5月16日、仮想通貨最大のイベントである「コンセンサス2018」が閉幕しました。コンセンサス2018は、世界的に知られている仮想通貨メディア・CoinDeskが主催する仮想通貨イベントで、2015年から毎年開催され、今年で第4回となります。毎年、仮想通貨やブロックチェーンに関連する企業や大手金融機関、ソフトウェア開発会社などが参加し、カンファレンスを行う場となっています。
今年は、ブロックチェーンに関する規制や活用方法、今後の仮想通貨業界についてなどのパネルディスカッションが行われ、各界の有識者たちが意見を述べました。
特に注目されたのは、2日目に開催された「Enforcement」です。国の機関であるCFTC (Commodity Futures Trading Commission:アメリカ商品先物取引委員会)、SEC(Securities and Exchange Commission:アメリカ証券取引委員会)、DOJ(Department of Justice:米司法省)が、今後仮想通貨にどのような法整備を行っていくのか注目されていました。
新しい法規制についての発言はありませんでしたが、仮想通貨業界をクリーンなイメージとしていくことは、共通しているようです。
ブロックチェーン技術を使ったシステムの開発についても、実装段階まで来ている事例が発表され、今後の仮想通貨市場やブロックチェーン技術の応用に期待が持てるイベントとなりました。
コンセンサス2018が仮想通貨市場に与えた影響
コンセンサスは仮想通貨最大のイベントであり、仮想通貨にかかわる有識者たちが発言をしたり、技術を応用した商品が発表されたりと、毎年仮想通貨市場に大きな影響を与えます。
そのため、開催前後は仮想通貨の値動きも激しくなる傾向があり、昨年のコンセンサス開催中は、仮想通貨の価格が上がりました。今年のコンセンサス初日にも、朝の段階で少し値上がりの傾向を見せています。
しかし、初日以降は徐々に値を下げており、期間中も特に上がることなく閉幕を迎えました。昨年のコンセンサスは、開催後に価格が急落したことから、今年は開催中の取引に慎重な投資家が多かったことが原因と考えられます。
いずれにしても、コンセンサスでの内容が、これからの仮想通貨市場に何らかの一石を投じることには変わりがありません。コンセンサスで発表された内容や商品、システムなどは、今後の仮想通貨市場にも、影響をおよぼしていくでしょう。
今年のコンセンサスで発表になったもののこれからや、来年のコンセンサスの内容に、目が離せません。
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