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ビットコインAPIって何ができるの?自動取引の特徴や連携方法について

API(Application Programming Interface:アプリケーション・プログラミング・インターフェース)とは、提供しているサービスを外部サービスでも利用できるようにするための仕様のことです。

ビットコインにおけるAPIは、主に自動取引関連プログラムに利用されます。

ここでは、ビットコインをはじめとする仮想通貨におけるAPIの役割や、自動取引について解説します。 

1 APIについて

APIについて簡単に説明すると、企業や金融機関などが展開するサービスを他者が利用できるよう、ソフトウェアの一部をネット上に公開し、共有することをいいます。その情報の中には、機能の利用方法、使い方の制限、利用してはいけない方法なども記載されています。

APIは機能の取扱説明書のような役割も果たしているといえるでしょう。

 

1.1 APIとは?

APIは、ウェブサービスなどを含むソフトウェアについて、外部の人でもそのソフトウェアの機能の一部を使用できるようにしている取扱説明書のようなものです。

APIを利用したサービスには、SNSに関連したアプリをはじめ、GoogleマップのAPIを利用したアプリ内地図表示などがあります。

 

2017年の法改正をきっかけとしてフィンテック領域でもAPIの利用は進んでおり、個人の資産を管理するアプリや家計簿アプリも広く浸透しつつあります。

SNSを代表するひとつのサービスである「Twitter」は、APIを公開することによって認知度を上げ、広く利用されるようになった代表例です。

Twitterのサービス開始当初からAPIを公開することで、Twitterをより便利に管理できるアプリが続々と登場し、それにともない利用者も増えました。

APIを公開し利用されることによって、情報を公開する側と、それを利用する側、両者にメリットがあるといえます。

 

1.2 APIとビットコインの関係性

このAPIを使って、ビットコインや他の仮想通貨にも新しいサービスやアプリが誕生しています。主に、仮想通貨取引所が公開するAPIを利用したアプリやプログラム開発が行われており、さまざまなサービスが展開されています。仮想通貨管理や売買に関するアプリが多く、それらを利用することで、仮想通貨取引をより効率的に行えるのが特徴です。

具体的なものとしては、ウェブ上で資産管理ができるポートフォリオアプリ「Coinboard」があります。

「Coinboard」は、仮想通貨取引所各社が公開しているAPIを利用し、ウェブ上で資産管理ができるアプリです。対応取引所はQUOINEXをはじめ、国内の主要な仮想通貨取引所で利用できます。また、国内取引所だけではなく、海外取引所のAPIにも対応しています。

このアプリでは、各取引所の公開しているAPIを利用し、保有している仮想通貨の総額や取引履歴を一元管理できるのが特徴です。さらに、アプリ登録後から現在までの資産推移も可視化できるようになっており、複数の取引所に資産を分散しているユーザーに利用しやすいアプリとなっています。

 

2 ビットコインの自動取引について

各取引所が公開しているAPIを活用したアプリで、とくに注目したいものがビットコインの自動取引アプリです。プログラミングに精通している方なら、自分で自動取引プログラムを作成することもできます。

 

2.1 ビットコインの自動取引とは?

ビットコインの自動取引とは、価格が安いときに購入し、価格が上がったときに売るという取引を自動で行ってくれるものです。常にビットコインの価格変動を見ている必要がないため、価格変動を見ている時間がない人でも、簡単にビットコインの取引ができます。

ビットコインの自動取引を行う際、覚えておきたい方法がふたつあります。

ひとつは、取引所間の価格差で売買を行う裁定取引、もうひとつは1日に何度も売買を行うスキャルピングです。

裁定取引とは、同じ価値を持つものに一時的な価格差が出たときに売買を行う方法です。

裁定取引では、価格差が出た際に割高なものを売り、割安なものを買い、さらにその反対売買を行うことで利益を得ます。株式や先物取引をはじめ、さまざまな投資で行われている手法です。

ビットコインの自動裁定取引では、ビットコインが別の取引所で異なる価格となったとき、より割安な取引所でビットコインを購入し、割高な取引所で売却します。

よって、APIによる自動裁定取引を導入する場合には、複数の取引所のAPIを利用する必要があります。複数の取引所の価格を見ながら取引をしたい方に向いている取引方法です。

スキャルピングでは、同じ取引所で1日に何度も取引を行います。

こちらは、ビットコインの価格が下がったときに買い、上がったときに売るという方法を繰り返し、少しずつ利益を得る方法です。スキャルピングは、ひとつの取引所のAPIだけを利用すればよいため、プログラミングの初心者でも自動取引ツールを作りやすい手法といえるでしょう。

 

2.2 自動取引のメリット

自動取引の最大のメリットは、時間を気にせずいつでも取引できるようになることです。毎日働いている人にとって、平日昼間や深夜まで各取引所のチャートに張り付き、価格差を気にして手動でビットコインを売買するのは難しいでしょう。

自動売買を導入することによって、仕事をしている間や寝ているときであっても、価格差が生じた際にプログラムが勝手に売買を行ってくれます。たとえ少額の利益でも、トータルとしては大きな利益になることもあるでしょう。

このような自動取引を導入することで、日々のチャートに固執することがなくなり、価格に一喜一憂することがなくなるというのもメリットです。手動ではできない細かな売買ができることも、自動売買の強みといえます。

 

2.3 自動取引のデメリット

自動取引のデメリットとして考えられるのが、思わぬ損失です。取引所によってはサーバーが不安定であったり、何らかの理由で取引がストップしたりすることもあります。サーバーに大きな負荷がかかっているといった情報を事前にキャッチし、損失が出ないよういつも気を配る必要があるでしょう。

さらに、自動取引に慣れて無関心になってしまい、価格情勢に疎くなってしまうこともデメリットといえます。

自動で取引されるからといって放置してしまわずに、市場の動向は随時確認して情報をキャッチアップしていくことが重要です。

 

3 API連携方法

最後に、QUOINEXのAPI連携方法をご紹介します。これから自動売買ツールやそのほかのアプリを利用しようとしている方は、参考にしてください。

まずはQUOINEXのAPIアクセスキーを取得しましょう。QUOINEXにログインし、画面左上にある三本線をクリックします。さらに設定からAPIアクセスをクリックしてください。

「トークン」から「APIトークンを新規作成する」画面へ移行すると、APIアクセストークンの許可を設定できるようになります。2段階認証コードを入力し、アクセスキーとシークレットアクセスキーを取得してください。このふたつのキーを各アプリおよびツールへ登録することで、API連携は完了となります。

これらのキーは、外部へ公開しないよう厳重に取扱う必要があります。また、生成されたキーは1度しか表示されませんので注意しましょう。

執筆者

Liquid編集部

Liquidに関する様々な情報をお知らせします。

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