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ビットコインの「レンディング」とは。仮想通貨を貸すことで資産を増やせる?

ビットコインのレンディングサービス(貸仮想通貨サービス)とは、自分が保有しているビットコインを一定期間ほかのユーザーに貸し出すことで、数パーセントの賃借料(利用料)を受け取れるサービスや仕組みのことです。

「貸仮想通貨サービス」と呼ばれることもあります。銀行の定期預金のようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

ここではビットコインのレンディングについての詳しい解説と、そのメリットやデメリットを紹介していきます。 

1 ビットコインのレンディングとは?

ビットコインのレンディングとは、自身が購入し保有しているビットコインを、取引所などにあらかじめ決められた期間貸し出すことで、満期になった時点で賃借料(利用料)を得られる仕組みのことです。

レンディング(lending)とは日本語で「貸し出し」を意味します。

「貸仮想通貨サービス」というサービス名称を使っている取引所もあります。

満期になった時点でもらえる報酬は、取引所によって「賃借料」や「利用料」というように、名称が異なります。

賃借料や利用料も取引所や期間によってさまざまですが、おおよそ3~5%が一般的です。

仕組みとしては、銀行に一定期間お金を預け入れることで、満期になると金利がもらえる「定期預金」をイメージするとよいでしょう。

ビットコインを貸し出している期間は、保有しているビットコインを売却できなくなりますが、満期を迎えると報酬として、期間や数量に応じたビットコインがもらえます。

実際にレンディングを行う場合は、仮想通貨取引所を通じて自分が保有しているビットコインを、ほかのユーザーに貸し付けます。

ビットコインを借りたユーザーは手数料を払い、一時的にビットコインを借りることで、売却したり、別の仮想通貨を買ったりすることができます。

ビットコインを貸したユーザーは、契約期間満了後、仮想通貨取引所を通して、賃借料(利用料)を得られるという仕組みです。

賃借料は現金ではなく、ビットコインで還元されます。

つまり、保有しているビットコインを一定期間貸し出すだけでビットコインが増えるのです。

ビットコインだけではなく、アルトコイン通貨のレンディング(貸仮想通貨サービス)を行っている取引所もあります。アルトコインをレンディングした場合は、賃借料もそのアルトコインで受け取ることになります。

貸仮想通貨サービスを行っている仮想通貨取引所の口座を持っていれば、簡単にレンディングを始めることが可能です。

2 ビットコインレンディングのメリット

2.1 預けているだけで資産が増える

ビットコインレンディングのメリットは、保有しているビットコインをほかのユーザーに貸し出すだけで資産が増えることです。

自身が保有しているビットコインは、そのままウォレットに入れておいても金利が発生することはありません。

しかし、レンディングでほかのユーザーに貸し付けることで、貸し付けたビットコインの数量に応じた賃借料(利息)を受け取ることができます。

賃借料は現金ではなくビットコインで還元されるため、預けているだけでビットコインの数量が増えます。

アルトコインのレンディングでは、貸し出したコインで賃借料を受け取ることになり、例えば、イーサリアムを貸し出した場合、賃借料もイーサリアムで受け取ります。

長期間ウォレットに入れっぱなしの仮想通貨がある方は、レンディングで運用することで資産を増やせる可能性があります。 

2.2 預ける期間が選べる

ビットコインレンディングのサービスを行っている取引所によって契約内容は異なりますが、貸仮想通貨を預ける期間を選べる取引所もあります。

例えば、14日間、30日間、90日間、365日間の中から預け入れる期間が選べる取引所では、ビットコインを売却するつもりがない期間に合わせて期間を選び、レンディングで運用できます。

取引所によっては、期間が一定の期間のみと定められている取引所もあるため、各取引所で預入期間を確認してみましょう。

ビットコインを貸し出している期間は、預け入れたビットコインを売却したり、別の通貨を買ったりできないため、預ける期間が選べる取引所を選ぶと便利でしょう。

3 ビットコインレンディングのデメリット

3.1 中途解約手数料が発生

ビットコインレンディングを始める際に注意しなければならないのが、中途解約する可能性があるかです。貸し出しをスタートさせて預け入れしてしまうと、期間満了前に解約する場合、中途解約手数料が発生してしまいます。

例えば、レンディングの期間を「365日間」と選択したとします。

しかし、何か理由があって途中で貸し出しをやめたくなって解約すると、解約手数料が発生します。

預け入れている間はビットコインを売却して出金したり、別の口座に送金したりすることができなくなるため、預け入れている期間中は動かさなくても大丈夫な余剰金を使って運用するとよいでしょう。

なお、仮想通貨取引所によっては、中途解約できない取引所もあります。

3.2 取引所が倒産したら貸していた仮想通貨は返ってこない

ビットコインレンディングのデメリットとして、ビットコインを貸し付けている取引所が万が一倒産した場合、預け入れていたビットコインが返ってこないというリスクがあります。

貸仮想通貨サービスを利用するにあたって取引所と締結する「消費賃借契約」は、担保や保障がない無担保契約となるのが一般的です。

もし、仮想通貨を貸し出している先の取引所が倒産や破綻した場合は、預けていた仮想通貨の全部または一部が返還されないという信用リスクがあります。 

3.3 貸している仮想通貨の価格が大暴落するかもしれない

ビットコインレンディングのデメリットとして、価格変動リスクがあります。

仮想通貨の価格は常に変動しており、価格が上がることもあれば下がることもあります。

保有しているビットコインを一定期間貸し出すことで賃借料を受け取れますが、返却されるビットコインの価格は時価なので、預け入れを開始した時点の価格よりも返却される時点の価格が下がっている可能性もあります。

ビットコインやアルトコインの価格は変動が激しいので、大暴落する可能性があることを認識して預け入れることが必要です。 

3.4 契約期間中は資産を動かせない

ビットコインレンディングは、定期預金と同じように、契約期間中は預け入れたままにすることが条件となっています。

つまり、契約期間中は預け入れたビットコインを動かすことができません。

具体的には、ビットコインを売却したり、そのコインを使って別の仮想通貨を買ったり、コインを別の場所に送金したりということが一切できなくなります。

もしどうしても動かしたい場合は、契約を中途解約する必要があり、その場合は解約手数料がかかり、満期時にもらえる賃借料ももらえなくなります。

そのため、ビットコインをレンディングする場合は、ウォレットに預け入れたまま動かしていなかった仮想通貨や、仮想通貨取引で運用している分とは別の余剰資産の仮想通貨を使うとよいでしょう。契約期間が終わるまで動かす予定のない資産を使って、運用することがポイントです。

執筆者

Liquid編集部

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