ビットコインの購入はいくらから?購入単位や最低購入金額を把握しよう
ビットコインは、世界共通の通貨としてインターネット上で扱われる仮想通貨のひとつです。
現在、世界的に注目されているビットコインはニュースでよく取り上げられ、将来性を考えて購入を考えている人も多いです。
ビットコインには取引の最低価格が決まっています。
今回の記事では、ビットコインの購入単位や最低購入金額を解説します。
1 ビットコインはいくらから購入できるの?
ビットコインは、BTCという単位で示されます。
ビットコインが初めてという方の中には、1BTCからでなければ購入できないと思う人もいるかもしれませんが、実はビットコインにはそれ以下の単位もあるため、1BTCからでなくても購入できます。
BTCはビットコインの大きな単位を示すもので、実際にはその下に「satoshi」「mbit」「bits」などの単位があり、2018年3月現在のビットコインの価格で考えると、計算上は10円ほどから購入できることになります。
ただし、各取引所で最低取引価格を定めているため、実際にはそれ以下の価格でビットコインを購入することはできません。
2 ビットコインの購入単位とは?
ではここからは、ビットコインで使われるそれぞれの単位について、詳しく説明していきます。
2.1 BTC(XBT)
BTCは、ビットコインの価格を示す際に使われる表記です。
基本的に0.001くらいまでは、BTCの単位で表記されます。
最も目にする機会が多いため、ビットコインの一般的な単位と思われていますが、BTCは比較的大きめの単位です。
2018年3月現在、ビットコインの価格は、1BTC100万円から120万円ほどで推移しています。
そのため、1BTCを購入する場合には、日本円で100万円から120万円ほど必要ということになります。
また、ビットコインでは「XBT」という単位が使われることがあります。
XBTの「X」は「どこにも属していない」という意味があります。
2014年頃から国際標準化機構(ISO)のISO4217に倣い、「XBT」が海外の取引所で使われ始めました。
これは、どこの国にも属さない取引に使われることが多いです。
さらに、ビットコインの通貨記号(U+20BF)が、Unicode version 10.0で使用可能になりました。
これは、iOSやMac OS Sierra、Windows10などで利用できます。
2.2 satoshi
「satoshi」は、ビットコインを表す最小単位です。
この単位はビットコインの開発者と言われるSatoshi Nakamotoに敬意を表して付けられています。
satoshiは、0.00000001BTC。
つまり、1BTCの1億分の1です。2018年3月のレートで計算すると、以下のようになります。
1BTC:100万円~120万円だった場合
1satoshiは約0.01円~0.012円
理論上では、0.01円から購入可能ですが、実際に1satoshi分を購入することはできません。
詳細は後述しますが、ビットコインの裁定取引額は546satoshとなっています。
また、各取引所は取引の際の手数料で運営されており、手数料を確保するために各取引所では最低取引金額を決めており、それ以下での取引はできません。
2.3 mBTC
「mBTC」は、1BTCの1,000分の1です。現在のレートに換算すると、以下のようになります。
1BTC:100万円~120万円だった場合
1mBTCは約1,000円~1,200円
一般の人が日常生活で使用する金額とmBTCという単位は相場が釣り合っており、使い勝手がいいために、支払いの単位として使用されているケースが見られます。また、仮想通貨の取引所では、最低取引金額を1mBTCにしているところも多いです。
2.4 bits
「bits」は「μBTC」とも呼ばれ、0.000001BTCを表す単位です。わかりやすくすると、1BTCの100万分の1になります。これを現在のレートに換算すると、
1BTC:100万円~120万円だった場合
1bitsは約1円~1,2円
です。
現在、BTCの表記をbitsに変更する動きが出ています。
1BTCが100万円台で推移している昨今、1BTCの価格で表記をしていると購入できないと思い、新規のユーザーが手を出しにくいという難点があります。
また日本円で表記をする際に、0の数が多くなるため、どのくらいの価格なのかわかりにくいこともデメリットです。
しかし、bits表記にすれば価格がわかりやすく、また1円に近い価格帯で表記ができるため、ビットコイン投資を考えている人が購入しやすくなります。
3 ビットコインの購入できる金額は?
ビットコインには、さまざまな単位がありますが、前述したように理論上の最小単位で購入できるわけではありません。
ここからは、ビットコインの最低購入金額について、ご紹介します。
3.1 546satoshi以下の金額では送金されない
ビットコインでは、546satoshi以下の取引は「ダスト」と呼ばれ、取引ができません。546satoshiを日本円に直すと、
1BTC:100万円~120万円だった場合
546satoshiは約5.46円~6.552円
です。つまりこれを超える取引でなければ、ビットコインの売買は承認されません。
日本では円以下の貨幣は流通していませんので、実際にビットコインを取引しようと思ったら、理論上は10円あれば買えることになります。
3.2 QUOINEXの最低取引単価は0.001BTC(1mBTC)から
前述したように、ビットコインは理論上546satoshiを超える金額、つまり10円あれば購入が可能です。
しかし、各取引所で最低取引金額が決められているため、実際にはそれ以下での取引は不可能です。
QUOINEXでは、0.001BTC(1mBTC)を最小取引金額に設定しています。これを現在のレートにすると、
1BTC:100万円~120万円だった場合
0.001BTCは約1,000円~1,200円
上記のようになります。
つまり、QUOINEXでは、およそ1,000円から取引が可能ということです。
最低取引金額は取引所ごとに違っており、QUOINEXと同じ0.001BTCからのところもあれば、0.0001BTCから可能なところもあります。
ちなみに0.0001BTCを現在のレートにすると
1BTC:100万円~120万円だった場合
0.0001BTCは約100円~120円
となります。
また、気を付けておきたいのは売買にかかる手数料です。
仮想通貨取引所では手数料で運営を行っているため、売買や送金に手数料がかかる場合があります。
QUOINEXの場合、取引手数料やロスカット手数料、口座開設や維持にかかる手数料が必要ありません。
口座を開設する際には、最低取引金額以外にも、こうした部分に着目するとよいでしょう。
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執筆者
Liquid編集部
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