仮想通貨は難しい?始める前に知っておきたい難易度や注意点

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現在注目を集めている仮想通貨への投資は、株式投資や現物取引に触れたことがない方でも簡単に始められることから、人気の投資法となっています。ところが、仮想通貨の市場は予測が立てにくいことから、運用が難しい側面を持つのも確かです。
この記事では、仮想通貨の取引や投資は本当に難しいのか、その難易度や注意点についてご説明します。

1 仮想通貨って素人だと難しいの?


仮想通貨取引は誰でも簡単に始めることができますが、「仮想通貨取引は難しい」というイメージがあるのも事実です。
その原因のひとつが、英語の専門用語が多いためです。
もともと英語が苦手な方や、投資に関する用語への関心が薄い方にとって、仮想通貨に関する専門用語に慣れるのにはハードルが高いように思えます。
しかし、仮想通貨を購入する際、必ずしもブロックチェーンやマイニングといった専門用語を知っている必要はありません。
仮想通貨の種類も多いため、すべてを理解するのは仮想通貨の取引に慣れた人でも難しいです。
最初に覚えておくべきことは、仮想通貨取引にはハッキングや誤送金、取引の間違いといったリスクがあるということです。専門用語は取引を続けていくうちに、徐々に知っていくことになります。
このように、仮想通貨の売買を行うだけであれば、仮想通貨のことをよく知らない初心者でも問題ありません。購入・売却・利用方法だけ知っておけば、いつでも誰でも仮想通貨取引による投資を始められます。

2 なぜ仮想通貨が世間一般的に難しいといわれているのか


仮想通貨が難しいのは、専門用語が多いためだけではありません。それ以外にも仮想通貨を理解できないと感じてしまう理由がいくつかあります。

2.1 正しい情報がわからない

まず、第一に難しさを感じさせるのはインターネットで検索しても「正しい情報がどれなのか判別しにくい」という点です。
インターネットでビットコインや仮想通貨投資について調べてみると、投資益が出た、損失が出た、これからもっと価格が上がる、今後価値が下がるなど、さまざまな情報で溢れています。
どの情報を信じてよいのかわからず「仮想通貨はわからない」という認識だけが残ることがあります。 

2.2 税金関係が難しい

税金関係が難しいことも、仮想通貨取引のネックといえます。多くの人が仮想通貨取引に参入したため、2017年、国税庁は仮想通貨取引による所得の税区分について、雑所得とすると発表しました。
しかし、普段給与所得を受け取っており、確定申告をしたことがないという人にとって、確定申告で仮想通貨による所得を申告するのは面倒なものです。
仮想通貨用の確定申告ツールも出てきていますが、すべての仮想通貨取引所に対応しているわけではないため、場合によっては利用できないこともあります。

2.3 相場の上下が激しい

相場の上下が激しいのも、仮想通貨を難しくしている要素のひとつです。
数時間単位で価格が大きく変動する仮想通貨市場では、短期的な売買やレバレッジによって大きな損失が出てしまうこともあります。
高リスクな反面高リターンも期待できますが、投資初心者にとっては高リスクの方に懸念や心配を抱いてしまうでしょう。
さらに、仮想通貨を決済手段として利用する際にも、「今朝は値が高かったのに買ったときには下がっていて損をしてしまった」ということもあります。
ほかにも、取引所の選び方がわからない、口座開設までの手順がわからない、どの仮想通貨を購入したらいいのかわからない、パソコンでの取引が難しいといった理由も考えられます。

2.4 取引を始めれば難しくない

仮想通貨自体の認知度は急速に高まっています。
株式会社マーシュが2017年9月に行った「お金と仮想通貨に関するアンケート調査」によると、仮想通貨について「詳しく知っている」という人は8%と高くなかったものの、「何となく知っている」「言葉だけ聞いたことがある」という回答者を含めると、認知度は8割を超えていました。
このことから、性別や年齢、デジタルへの関心の有無にかかわらず、多くの人が仮想通貨に興味・関心を持っていることがわかります。現在では仮想通貨の本も多数出版されているため、インターネットでの情報収集が難しい場合は、本や雑誌で情報をインプットしてみましょう。
現在、仮想通貨取引には「貯蓄よりも利回りがいい」として、投資を目的とした高齢者も参入しています。実際取引を始めてみると、難しいと感じることはほとんどないでしょう。

3 パソコンがないと仮想通貨の取引は難しい?


仮想通貨取引はパソコンがないとできないと思われがちですが、スマートフォンがあれば簡単に始められます。しかし、仮想通貨取引は、スマートフォンだけではなくパソコンがあれば便利なことも確かです。スマートフォンとパソコンによって仮想通貨取引はどう変化するのか、それぞれの利点について見ていきましょう。

3.1 スマートフォンでの仮想通貨取引

仮想通貨取引を行うだけであれば、スマートフォンとパソコンに機能の差はありません。
仮想通貨の購入、売買、送金、決済、保管、リアルタイムのチャート確認といった機能は、いずれもスマートフォンで行うことができます。仮想通貨取引所のアプリまたはウォレットアプリをダウンロードするだけで、さまざまな仮想通貨の取引と保管が可能です。
ただし、スマートフォンでの取引には注意しなければいけない点もあります。それは、ハッキングのリスクが高まってしまうということです。常に持ち歩いているスマートフォンの場合、紛失や盗難などのリスクを排除することが難しく、また、セキュリティ対策についても「常に持ち歩いているから」という理由で油断してしまい、万全にしている人が少ないということもあります。スマートフォンでの取引はとても手軽で感覚的に行えますが、常にインターネットに接続されているため、セキュリティ対策に漏れがあった場合にはハッキングされるリスクが高いです。大量の仮想通貨を保管するのには向きません。
スマートフォンは仮想通貨売買、送金などには向いているものの、セキュリティ面で不安があることを覚えておきましょう。

3.2 パソコンを使った仮想通貨取引

より安全に仮想通貨取引を行いたいのであれば、パソコンで取引を行うのがよいでしょう。
パソコンの大きな画面で相場を見た方が、全体的な流れを確認でき便利ですし、取引所によってはパソコンでしかできないこともあります。よって、取引所のすべての機能を使いたい人は、パソコンから仮想通貨取引を行いましょう。
また、パソコンであればウォレットの種類が豊富なため、スマートフォンよりもより高いセキュリティのもとで仮想通貨を管理できる利点もあります。
パソコンのローカル環境で管理できるハードウェアウォレット、スマートフォンと同様のオンラインウォレット、小型のハードディスクに仮想通貨を保管するハードウェアウォレットの管理もパソコンがあれば可能です。

3.3 スマートフォンとパソコンどちらを使うべきか

結局、スマートフォンとパソコンのどちらが仮想通貨取引に向いているのかと問われれば、スマートフォンよりもパソコンの方が便利であるといえるでしょう。
しかし、スマートフォンは手軽に利用でき、仮想通貨決済を実店舗で行う場合には必須となります。自宅で仮想通貨取引をする際にはパソコンを利用し、スマートフォンは外出先で活用するなど、シーンに合わせて使い分けると便利です。仮想通貨取引への理解もより深めることができます
仮想通貨に利用する端末やウォレットを複数所持し、それぞれを活用している人も珍しくありません。自分に合った方法で、仮想通貨を始めてみましょう。
(本記事は2018年5月現在の情報です)

投稿者

Liquid編集部