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仮想通貨の「指値・逆指値」とは?基本情報や仕組み、違いなどをわかりやすく解説

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仮想通貨の売買をする際には、指値注文や逆指値注文などの知識を備えておくことが大切です。

これらの注文方法を上手く活用することで、よりお得に仮想通貨を売買したり、損失を抑えたりすることが可能となります。 

ここでは、仮想通貨の注文方法である「指値・逆指値」の基本情報や注意点、それぞれの違いなどを解説していきます。

1 仮想通貨の指値・逆指値について

仮想通貨の取引は、「指値注文」「逆指値注文」などの方法を用いて行われます。

この違いを理解しておかなければ、仮想通貨の損失につながる可能性があるため、注意が必要です。ここからは、それぞれの違いやメリット、注意点について、初心者の方にもわかりやすく解説します。 

2 指値とは?

指値とは、仮想通貨の売買をする価格をあらかじめ自分で指定しておくことです。買い注文では「仮想通貨が○円以下になったら買う」、売り注文では「仮想通貨が○円以上になったら売る」というように、売買する価格を設定します。指値注文を上手く活用すれば、仮想通貨をより安く購入したり、より高く売却したりすることができるため、ぜひ覚えておきたい方法でもあります。 

ここでは、指値注文のメリットや注意点について解説していきます。

2.1 指値注文のメリットと注意点

上述したように、指値注文とは仮想通貨を売買する価格を自分で設定する方法です。指値注文では自分で売買する価格を決めるため、予想していたよりも高い価格で仮想通貨を買ってしまうリスクや、反対に予想よりも安い価格で売ることになってしまうリスクを防ぐことができます。

たとえば、「80万円で1BTCを買う」という指値注文をしたとします。すると、指値注文の有効期間中に1通貨あたりのビットコインの価格が80万円になった瞬間、その注文は約定します。

また、「80万円で1BTCを売る」という指値注文をしたときも同じく、有効期間中に1通貨あたりのビットコインの価格が80万円になれば、保有しているビットコインを売ることができます。

自分で売買の価格を設定できるため、「少しでも安く仮想通貨を買いたい」「少しでも高く仮想通貨を売りたい」という人に適した方法だといえます。

仮想通貨は、為替や金などと比べると価格変動が激しいのが特徴です。

取引量の多い仮想通貨は、それだけ値動き幅が大きいため、24時間で数万円もの差が発生することも珍しくありません。

中には、数秒から数分ごとに価格が変動するものも存在します。そのため、「80万円で1BTCを買いたい」と思っていても、みるみるうちに変動する価格についていけず、希望価格で購入するチャンスを見逃してしまう可能性もあります。

また、希望価格になるまで1日中チャートを見ることも難しいでしょう。

そこで、指値注文をしておくことで、チャンスを逃さず仮想通貨の売買を行うことができるのです。また、指値注文をしておけば、チャートを見続ける必要がないこともメリットのひとつです。

しかし、指値注文はリスクを持った方法でもあります。たとえば、1通貨あたり100万円のタイミングで「80万円で1BTCを買う」という指値注文をしたとします。仮に何らかの要因で価格が80万円を大きく下回って70万円に暴落してしまったとすると、70万円の価値のビットコインを80万円で購入することになり、大きな損をする可能性も考えられます。したがって、指値注文をする際には、チャートが激しく動いていないかを確認するなどの対策が大切です。

上記を踏まえると、仮想通貨の指値注文には以下のようなメリットがあるといえます。

・自分で売買の価格を設定することができる

・仮想通貨をより高く購入することができる

・仮想通貨をより安く売却することができる

・常にチャートを見続ける必要がない

その反面、適切な価格を設定できなければ予想よりも高値での購入や、安値での売却につながるほか、仮想通貨が設定した価格にならなければ売買が成立しない可能性もあるため、注意が必要です。

3 逆指値とは?

逆指値とは、指値と同じく仮想通貨の売買をする価格をあらかじめ自分で指定しておくことです。ただし、指値とは逆の発想で、買い注文では「仮想通貨が○円以上になったら買う」、売り注文では「仮想通貨が○円以下になったら売る」というように、売買する価格を設定します。つまり、仮想通貨をより高く買い、より安く売ることを目的とした注文方法です。一見するとリスクが高いように見えますが、使いこなすことができれば大きな利益につながる可能性もある方法だといえます。

ここでは、逆指値注文のメリットや注意点について解説していきます。

3.1 逆指値注文のメリットと注意点

上述したように、逆指値注文とは、指値注文の逆の発想で仮想通貨を売買する価格を設定する方法です。注文時よりも高い価格で買い注文を出し、また、安い価格で売り注文を出します。売買する時点では損をしているようにも見えますが、逆指値注文の大きな特徴は「上昇トレンド・下降トレンドを逃さないこと」にあります。

指値注文の項でも解説したように、仮想通貨は激しく値動きをしており、価格が上がり続けている状態を「上昇トレンド」、下がり続けている状態を「下降トレンド」といいます。

たとえば、価格が上昇傾向にあるビットコインに目を付け、1通貨あたり50万円のタイミングで「80万円で1BTCを買う」という逆指値注文をしたとします。その後、価格が上がり続け、80万円で購入した後もさらに価格が高騰し、1通貨あたり100万円になれば、20万円安く購入できたことになります。反対に、価格が下降傾向にあるビットコインに目を付け、1通貨あたり80万円のタイミングで「50万円で1BTCを売る」と逆指値注文をすれば、ビットコインの価格が50万円を下回ったときにその差額分だけ高く売却できたと考えることができます。

このように、一見すると高く買い、安く売るように見える逆指値注文も、上昇トレンドや下降トレンドを読み取ることで、結果的に安く購入し、高く売却することにつながるといえます。また、指値注文と同じく、一度注文をしておけば、仮想通貨を売買するタイミングを狙って、いつまでもチャートも見続ける必要もありません。

しかし、上昇トレンドや下降トレンドを見込むことは難しく、トレンドに乗っているように思っても、その通りになるかどうかはわかりません。上昇トレンドにあると思って逆指値注文をしても、その後価格が急落すれば、大きな損失を生むことになります。反対に、下降トレンドにあると思って逆指値注文をし、その後価格が高騰すれば、いつまでも売買が成立しない可能性もあるのです。 

上記を踏まえると、逆指値注文には以下のようなメリットがあるといえます。

・自分で売買の価格を設定することができる

・仮想通貨の購入時に、少しでも損失を抑えられる

・仮想通貨の売却時に、少しでも利益を確保できる

・常にチャートを見続ける必要がない

その反面、トレンドを読み取ることが難しく、適切な価格を設定できなければ購入時・売却時に損をする可能性や、売買が成立しない可能性もあるため、注意が必要です。

4 【まとめ】指値・逆指値の違いを理解した上で注文を行いましょう

 

これまで解説したように、指値注文・逆指値注文は、どちらも「仮想通貨を売買する価格を自分で設定する」という点においては共通していますが、指値注文では、「設定した価格を下回れば購入し、上回れば売却する」、逆指値注文では、「設定した価格を上回れば購入し、下回れば売却する」という考え方の違いがあります。

つまり、「安く買い、高く売る」という投資の原則に基づいた注文方法が指値注文で、ある程度の損失を覚悟した上で、少しでもその損失を抑え、利益を確保する考え方に基づいた注文方法が逆指値注文だといえます。 

どちらも重要な知識のため、仮想通貨を利用する前には、それぞれの違いをしっかりと理解しておくことが大切です。

執筆者

Liquid編集部

Liquidに関する様々な情報をお知らせします。

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