ビットコインのメリット・デメリットを紹介。初めて仮想通貨にふれる人は必見!
近頃、テレビや新聞などのメディアで、ビットコインの話題が多く取り上げられています。
注目する人も増え始めている仮想通貨市場において、ビットコインはまさに筆頭格というべき存在です。
しかし、名前を耳にする機会が多くなっても「ビットコインのどこが優れているのか?」と疑問に感じる人もいるでしょう。
だからこそ、ビットコインがどういうものか知ることが重要です。初めて仮想通貨にふれる人にもわかりやすく解説していきます。
1.ビットコインのメリット・デメリットについて
ビットコインに注目が集まりつつあるのは、仮想通貨そのものに大きな可能性を抱く人々がいるからです。
ビットコインに秘められた可能性を信じる人々が、実際にビットコインを保有したり、これからの動向を見守ったりしているといえるでしょう。
しかし、どれだけ素晴らしいものにもデメリットはあります。
ビットコインの持つ期待できる面と不安な面をきちんと整理して、理解を深めていきましょう。
2.ビットコインのメリットは?
ビットコインは2018年1月現在、最も時価総額の大きい仮想通貨です。
仮想通貨の先駆け的な存在であり、さらなる成長が期待されています。
今後、ビットコインを保有することがどのようなメリットにつながるのかを見ていきましょう。
2.1 売却益がある
ビットコインは仮想通貨の一種であり、日本円や米ドルといった通常の通貨と同様に価値が変動しています。
そして、ビットコインの価格変動は、FXや株式と比べると大きいのが特徴です。
これは、ビットコインの流通量が日本円や米ドルなどと比べて非常に少ないことが要因としてあります。
加えて、ビットコインの可能性に期待を寄せる人々が、こぞって手に入れようとしている点も価格の値上がりに拍車をかけています。
価格が低いうちに購入し、上昇してから売却すれば、その差額が利益となる点は株式の売買やFXの取引と変わりません。
2.2 24時間・365日いつでも取引が可能
仮想通貨の取引所は基本的に休みがありません。深夜や早朝はもちろん、年末年始でも取引を行うことが可能です。一般的な株式取引などでは休日は取引ができませんし、時間帯にも制限があります。興味を持っている人でも自分が活動する時間と取引可能な時間が重ならなければ、取引ができないという問題があります。その点、ビットコインを含む仮想通貨の取引は取引所が取り扱っていれば、どんなときでも自由に売買を行うことができるのです。こうした売買のしやすさが仮想通貨のメリットのひとつです。
2.3 送金等の自由度が極めて高い
仮想通貨はデータ上の通貨で、手に取れる物ではありません。
インターネットに接続できる環境があれば、お互いに送信することが可能です。
送金するだけであれば、銀行振込でもいいのではないかと思うかもしれませんが、銀行振込は時間帯の指定があり、営業日でなければ振込までに時間がかかってしまいます。
また、送り先が海外などの場合、さらに多くの時間と手数料を取られることになります。
その一方で、ビットコインの送受信は手数料が安く、送信までにかかる時間も非常に短いのです。
そうした利便性もビットコインに期待が集まる理由だといえるでしょう。
2.4 将来性がある
2018年1月現在、すでにビットコインで決済が可能な店舗が国内にいくつかあり、今後も決済に利用できるようになる店舗が増えていく見込みです。
そうなればビットコインを利用する人が増え、ますます需要が膨らむ可能性があります。需要が高まれば高まるほど、ビットコインの価格は上昇していきます。将来的には、ビットコインが今よりもずっと価値を持つ存在になる可能性があります。
2.5 少額での投資が可能
ビットコインはバーチャルに存在する通貨です。
システム上分割が可能で、購入するときも分割された小さな額のビットコインを購入することができます。
たとえば、ビットコインの価格が1BTCあたり10万円であるとするなら、1万円で0.1BTCだけ購入したり、1000円で0.01BTC購入することも可能です。
そのため、小さな額からビットコインへの投資を始められ、初めてでも参加がしやすいです。
2.6 国境がない
ビットコインは法定通貨と異なり、政府や中央銀行が管理しているわけではないので国境という概念がありません。
海外の取引所を利用することも可能で、利便性が高いといえます。
また、海外にもビットコインで決済ができる店舗が増えているため、他国の通貨に両替しなくても旅行先で買い物をすることができます。
今後そうした店舗が増えていけば国内海外問わず、すべての買い物がビットコインでできるようになるかもしれません。
日本と海外を行き来する機会が多い人にとっては、両替の手間や手数料を節約できるというメリットがあるでしょう。
2.7 匿名性が高い
ビットコインの特徴であるブロックチェーンには、すべての取引が記録されています。
それがビットコインの正当性と安全性を担保していますが、「自分の取引が他人に知られるのでは?」と心配する人もいるでしょう。
たしかに、ブロックチェーンには「誰がどの相手にどれだけのビットコインを譲渡したのか」というデータが含まれていますが、これはウォレットのアドレスで記録されています。
そして、ウォレットには利用者の情報が一切ありませんから、自分がどのようにビットコインを利用したのか他人に知られる心配がありません。
3.ビットコインのデメリットは?
ビットコインの持つ可能性やメリットについて触れましたが、もちろん良い面ばかりではありません。
ビットコインの持つデメリットについても、きちんと知っておくことが大切です。
3.1 税金が高い
ビットコインの売買によって得られた収益は、2018年1月現在「雑所得」として処理されます。
これはいくつかある所得税の種別の中でも特に不利な税制が適用されるものの1つです。
たとえば、ビットコインの取引が赤字になっても、雑所得以外と合算して計算することができません。
こうした点は株式売買の利益と比べて不利な点ですから、しっかりと認識しておく必要があります。
3.2 値動きが激しい
2017年の間だけでもビットコインの価格は大きく変動しました。
2017年の始めには10万円前後だった1BTCは、2017年12月に200万円を超える価格をつけたのです。
ところが、そこから急激に暴落し、2018年1月23日現在では120万円前後を推移している状況になっています。
急激に値を上げることもありますが、一気に値が下がるという場面もあり価格が安定しません。
購入のタイミングを誤れば大きな損をする可能性があることも忘れないようにしましょう。
3.3 国による保証がない
ビットコインは一般的な通貨とは違い、政府やそれに属する組織が発行しているわけではありません。
だからこそ匿名性が担保され、国境を超えた利用が可能になっています。
逆に言えば、それは政府による保証はないという意味でもあるのです。ビットコインを保有することで被る損失についてはユーザー本人が負うことになります。
3.4 ハッキングの危険性がある
ビットコイン自体はブロックチェーン技術により、不正な改ざんなどが非常に難しいものになっています。
しかし、それを管理するウォレットについては話が別です。
実際に、フィッシングサイトや詐欺行為によるアカウントの乗っ取りなどが報告されています。
そのため、自分のウォレットについて厳重に管理する必要がある点はデメリットといえるでしょう。
ただし、国内の取引所では、アカウントの不正アクセスなどによる損失を一定額補償してくれる場合もあります。
これは取引所が提供しているウォレットに限られるなど取引所による独自のサービスですから、各取引所の違いについて事前に調べておくことをおすすめします。
3.5 インターネット環境が必要
仮想通貨は、インターネット上に存在するデータです。
購入するにも利用するにもインターネットにつながる環境が必要となります。
国内においてはスマートフォンの普及もあり、大抵の場所ではインターネット接続が可能なので、気にならないかもしれません。
しかし、海外においてはそうした環境が整っていない場所も多くあります。
ビットコインをどれだけ保有していても、ネットに接続できなければ意味がないという点は一般的な通貨と比べて不利な点でしょう。
3.6 送信先を間違えても自己負担
ビットコインはどのような組織や国からも保証を受けない代わりに、大きな自由度を持っている仮想通貨です。
そのため、送信先を間違えるといったミスについても、自らの負担となります。
そもそも間違ったウォレットに送信した場合、相手が何者なのかを知る方法がありません。
これは匿名性が保証されているビットコインだからこそのデメリットだと言えます。
ですから、多額のビットコインを送る際には送信先をしっかりと確認することが不可欠です。
4.ビットコインの利用は正しく適切に!
ビットコインは今、多くの人々の注目を集めています。
実際に保有する人は増えていますし、ビットコインでの決済に対応する店舗も次第に多くなっていくでしょう。
しかし、国際的なルールなどは決まっておらず、ビットコインに対する態度は国によってまちまちです。
取引所に対する規制を強めたり、ビットコインの利用自体に反対する政府があったりする一方で、しっかりとした法整備を進めようとする国家もあります。
それもすべては、ビットコインの価値が本当の意味では未知数であるからです。
だからこそ、投資対象として魅力的だともいえます。
大切なのはビットコインという仮想通貨を正しく理解し、自分に合った向き合い方を選んでいくことでしょう。
ビットコインの保有を考えるなら、今後大きな飛躍を遂げるのかどうかをしっかりと見守っていく必要があります。
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執筆者
Liquid編集部
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