Global Head of Business Development & Sales, SethのAMAサマリー(2019年2月18日公開分)

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2月18日(月)公開の当社Global Head of Business Development & SalesのSethによるAMA配信内容のサマリーを掲載いたします。

 

※AMAとは

Ask Me Anythingの略で何でも私に聞いてね、という意味の英語のネットスラング表現です。配信者が視聴者からの質問に答える形式の動画配信を指すことが多いです。

 

当社AMAの最新情報については、Quoine JapanのTwitter, Facebook, Telegramのアカウントにて随時更新されます。

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以下AMAの内容です。

回答者(以下A):セス・メラメド

当社Global Head of Business Development & Sales

 

Q1:出金プロセスはどのように改善されるのですか?

 

A:我々はすでに仮想通貨の出金プロセスを改善するMPC(マルチパーティコンピューティング)を実装しており、このことをお知らせできる点についてとても興奮しています。我々のゴールは、5分ごと、毎日、24時間365日、出金を可能にすることです。すでにビットコインとイーサリアムの出金においてMPC技術を活用しており、平日では1日あたりおよそ10回の出金、週末では1〜2回の出金処理をしています。最終的に出金頻度は週7日まで増えます。この出金プロセスの対象となる通貨の範囲を拡大する予定です。4月までにLiquidが取り扱う全ての通貨にこの出金プロセスが適応されるようにしたいと考えています。

出金プロセスは加速しましたが、セキュリティ上の妥協は一切していません。お客様の資産は依然として100%コールドウォレットで管理しています。今回の出金プロセス加速に伴う資産の対象となるのは、Quoineが保有する仮想通貨のごく一部です。いくつかのケースにおいて、出金手数料を導入する予定です。我々は、グローバルで見られる慣行およびユーザーの利害との一致を図ります。この出金手数料は、我々が予定している出金プロセス加速の最終段階に入った時点での導入となる予定です。また、スローな出金に対しては手数料を無料にすることを考えています。

 

 

Q2:法定通貨の追加は予定していますか?(日本国外ユーザー向けの内容となります)

 

A:はい、予定しています。成長に伴い提供可能な法定通貨の範囲を拡大するために、インフラに大きな投資を行いました。GBP(英ポンド)の取引ペアを今後追加予定です。その他の法定通貨に関してもグローバルユーザーからの需要を見ながら追加を検討していきます。

 

 

Q3:Liquidはイギリスでの協業を検討していますか?

 

A:イギリスは金融の中心です。その重要性について我々は十分理解しています。我々は、イギリスのお客様の入出金をシンプルで迅速なものにできるよう、ペイメントプロバイダーとの協業を模索しています。イギリスのお客様の迅速な入出金を行うための支払いの迅速化を図っています。

 

 

Q4:現在、ワクワクするようなプロジェクトはありますか?

 

A:現在、日本のある某大手小売企業と、同社が販売する商品の支払いにビットコインやその他QASHを含む仮想通貨を使えるようにするために、ディスカッションを継続しています。もしこの提携が実現すると、仮想通貨がこれまで以上に大きく注目され躍進することになるでしょう。

 

 

Q5:金融機関は仮想通貨についてどういった見解を持っているのでしょうか?

 

A:まず、私個人の話を少しさせてください。私が初めてビットコインに出会ったのは、2014年にある大手銀行で働いていたときのことです。Quoine共同創業者のMarioが私にビットコインを送ってくれたのです。これが私のクリプトジャーニーの始まりでした。2015年ごろまでは、ブロックチェーンに関するコンファレンスなど、当時は5~6人の小規模なものがほとんどで宣伝もされていませんでしたが、よく参加していました。ある時、コンファレンスに参加した時に、私が働いていたゴールドマンサックスでFX取引を決済するためにブロックチェーンを利用できないかと検討を始めました。

2019年の現在は、ほとんどの金融機関がブロックチェーンがどのように決済を改善できるかについて認識し理解しています。今日の金融機関は、エンドユーザーが投資オプションや決済手段のひとつとして、仮想通貨を必要とするようになる日を待ち望んでおり、それは今も進行中の話です。大規模な導入には、これらの大手金融機関に優れたカストディソリューションを提供することが必要となります。カストディベンダーは開発を始めており、我々も他のカストディソリューションとは異なる独自のカストディソリューションを作成することに取り組んでいます。

 

 

Q6:競合他社と比べてLiquidの異なる点について教えてください。

 

A:まず、金融庁からの認可を受け、規制の下で運営しているという点に関して、その重要性を過小評価するべきではありません。最近我々は、多くの取引所が閉鎖するのを目の当たりにしてきました - 彼らは規制、ライセンス、そしてガバナンスを欠いていました。我々は規制を遵守し、長く継続することを見据えて、取引所を運営しています。

顧客資産の分離:我々は毎日、顧客に対するすべての義務が満たされているか、もしくはそれを超えていることを証明する必要があります。具体的には、法定通貨側では、これは分離された銀行口座残高、またはブロックチェーン側では、すべてのクライアントの仮想通貨の合計を超える指定のウォレット残高を有しているかを意味します。私たちはこれを毎日欠かさず行なっています。これらのプロセスを通じて、顧客の資産がすべて計上されていることを規制当局に証明しています。

我々は世界中の銀行と対話しており、法定通貨オプションを提供することができます。我々はワールドブックによって流動性を提供し、実際には我々の取引所において徐々にいくつかの通貨ペアにおいて導入を始めています。

 

 

Q7:QASHについて

 

A:個人的な話ではありますが、私はたくさんのQASHを保有しています。私は自分の資金の多くをQASH ICOに投資しましたが、私はまだそれらのQASHトークンの大部分を保持しています。私自身と経営陣に関して言うと、私たち全員がQASHの成功に巨額の投資をしています。そのことが我々の開発の機動力となっているのです。QASHユーティリティを実装するための、専用のマネジメントチームおよびエンジニアリングチームを有しています。最新のブログ投稿で新たなユーティリティの概要を説明する予定です。我々は出金手数料の導入とQASH保有者が享受する恩恵を結びつける予定です。

 

 

Q8:出金プロセスの加速はユーザーにとってどの程度重要でしょうか?

 

A:非常に重要です。ユーザーは、仮想通貨には迅速なアクセスが必要であると考えており、それが私たちに自信を与えています。我々が実施した顧客調査によると、より迅速な出金がLiquidの取引量を促進するという相関関係が明らかになりました - それはより大きな流動性とより良いサービスをすべての人にもたらすことを意味しています。我々はこれを非公式に知っていましたが、この調査を持って我々の考えが間違っていなかったことを改めて認識しました。

 

 

Q9:Liquidはアドバイザリーサービスを提供することに関心がありますか?

 

A:はい、あります。我々は日本での活動を視野に入れているスタートアップ向けのアドバイザリーサービスを開始することを考えています。日本は、仮想通貨が何であるかの枠組み作り、および仮想通貨取引所のライセンス制度を世界で初めて導入・実施した国です - それらは非常に前向きなものです。我々は多くの規制が業界にとって前向きな形で今後整っていくのではないかと考えています - その点に関して、スタートアップ企業は日本に興味を持っています。

マーケットは複雑で、単純なものではありません。規制当局、特注のAML / KYC要件など様々で、これらに関して我々の運営記録に基づき、我々は救いの手を差し伸べることができると考えています。こちらに関しては、別途アナウンスさせていただくことになると思います。

 

 

Q10:ADA(カルダノ)などの新たなトークンの上場の予定はありますか?

 

A:特定のトークンに関してお話しすることはできませんが、非常に興味深いテクノロジーが開発されていることは認識しています。Liquidでは新たなプロトコルの導入を検討していますが、新たなトークンや通貨のリスティングには厳正な審査プロセスを経る必要があります。我々は常に新たなテクノロジーに目を向けています。例えば、HashgraphやMimblewimble、そしてカルダノなどに対して多くの関心が寄せられていることは十分認識していますが、残念ながら現時点で公表できることはありません。

 

 

Q11:カストディソリューションについて具体的なプランはありますか?(日本国外の内容となります)

 

A:はい、今カストディビジネスを進めることを考えています。一点、明確にしなければならないことは、我々はこのビジネスにおいて伝統的な体系とは異なるアプローチをとるつもりです。ハードウェアセキュリティモジュール(HSM)や36時間の資産返却までに要する時間を考慮した、従来のデータセンターの構築は考えていません。我々はより安全でより高いレベルのサービスを提供する技術があると考えています。我々が新たな出金サービスと共にこのフレームワークを構築することができたならば、これを金融機関やヘッジファンド、富裕層個人などに提供するカストディソリューションとして拡張していきたいと考えています。

我々は世界でよく知られている複数のカストディサービスのプレーヤーと秘密保持契約を結んでいます。我々は新しい技術を活用することにより、非常に説得力のあるオファーをすることができると考えています。このソリューションを提供できる日が来ることを非常に楽しみにしています。

 

 

Q12:米コインベース社が提供しているCoinbase bundleのようなLiquid bundleサービスを開始する予定はありますか?

 

A:私達はこれらの類のプロダクトに目を向けていますが、需要についてよく把握できていません。ETFと同様に、投資家が原資産を所有する必要なしにこのマーケットへ参入することを可能にする、時価総額トップ10の仮想通貨の統合であるLiquid 10について検討しています。現在は検討中で、具体的な日時などは決まっていません。こちらに関しても、ご提案を歓迎します。

 

Q13:Liquidはどのように財務管理を行なっているのですか?

 

A:我々は資産を分離し、口座の残高を監視し、これに基づいて規制当局と日々連携しています。これこそがLiquidの真の差別化要因です。

 

 

Q14:仮想通貨市場はなぜこれほど下降傾向なのでしょうか?

 

A:私たちは今、クリプトウィンター(仮想通貨の冬の時期)にいます。理由は、新しい技術に対する期待が、実際の実用性をはるかに上回っているためです。価値の憶測が暴走したためと考えられます。熱狂が冷めてしまった部分はあると思いますが、それで問題ありません。ビットコインはこれまで多数のサイクルを経験してきました。問うべきは、どのようにこの状況を打開するか?です。

我々は、人々の生活に価値をもたらすプロジェクトと導入事例に焦点を当てることによって、冬から春に向かおうと考えています。我々はこの点において、マーチャントサービス事業に焦点を合わせています。我々は仮想通貨が伝統的な支払いシステムに革新をもたらすことができると考えています。

 

 

Q15:今後6ヶ月は、過去6ヶ月に比べてどれくらい盛り上がりを見せるのでしょうか?

 

A:Quoineでは、我々は常に全速力で駆けておりますが、特に下記を含む重要な機能のいくつかについては、今後6ヶ月に実施・導入を行いたいと考えています:

 

・デビット・クレジットカードによる入金(日本ユーザーは当初ご利用いただけない予定です)

・より簡単に仮想通貨を売買できる機能の導入

・QASH ユーティリティ

・リキッド・マーチャントサービス

・カストディサービスの提供(上記内容に関しては海外での提供を考えています)

・5分ごとの出金を目標とする、出金の改善

 

 

Q16:Liquidカスタマーに対して手数料を導入することはどれほど重要ですか?

 

A:歴史的に見ても、我々はこれまで取引手数料はチャージしてきませんでした。取引手数料について、我々は慎重に検討しています。しかしLiquidプラットフォームにおける手数料の導入は、出金および取引のサービス改善に伴なって行われます。手数料の導入はユーザーにとって許容できるものと考えています。

 

 

コミュニティの皆様へ

 

素晴らしい質問をいただき、皆さんにとても感謝しています。一方で、全ての質問に対して回答できなかったのは、残念で大変申し訳なく思っています。我々は仮想通貨とブロックチェーンにとって最良の時代はそこまで来ていると信じており、またそのことに我々はとても興奮しています。

私はこの業界の一員であること、また、真にビジネスを構築し最終的に皆さまの生活をより良いものにしていくエコシステム全体の構築を支援するチームの一員であることを、非常に光栄に思います。

現時点では、マーケット感情はベストとは言い難いですが、進む道がいつも平坦なものとは限りません。重要なのは、私たちがクライアントとQASH保有者にサービスを提供し、世の中にブロックチェーン技術が幅広く採用されるようになるために、ブロックチェーン技術がより開発される支援を行うことにコミットしていることです。私は今、Quoineに入社するために日本に来た1年前と同じくらい興奮しています。

我々はすべてのフィードバックと繋がりに感謝し、またそれをすべて受け止めて前に進んで行きます。皆さん、ありがとうございました。

 

動画(英語のみ)はYouTubeにアップロードしています。

https://youtu.be/pQ5dvNVH0nQ

投稿者

栢森 加里矢(かやもりかりや)

東京大学法学部卒業、ハーバード大学MBA取得。三菱商事、Globespan Capital Partners、ソフトバンクグループにてシニアロールを歴任する中、日・米・アジアで投資・IT・ベンチャーに携わる。2014年11月にQUOINEを共同創業、2016年4月よりCEO。