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2019年12月の月報

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今年もあと少しで終わりとなりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

忘年会や年末行事で慌ただしい日々とは思いますが、風邪などこじらせないよう、くれぐれもご自愛ください。

 

今回は、11月と12月の月報をあわせて、年末のご挨拶とさせて頂きます。

 

2019年を振り返って

日本は、31年続いた激動の平成から令和となり、新しい時代の幕開けを迎えました。

仮想通貨という聞き慣れた言葉も暗号資産にかわり、各国が規制を強化している中、日本も新たな暗号資産の関連法案が可決されました。

そして、暗号資産の市場も2019年の間に大きな転換期が三回ありました。

 

  • 第一回(1−3月):2018年頭からの長期停滞期の延長。ビットコイン価格も出来高も停滞。まだまだ冬の時代。
  • 第二回(4−7月):ビットコインの価格が一気に150万円前後まで上がり、出来高も過去最高を更新。Facebookリブラ発表など明るい話題が賑わい、暗号資産の春が到来。
  • 第三回(8月以降):Facebookリブラの米国公聴会や米SECによるGramトークンの差止め請求、国内外の取引所の不正流出等により冬の時代に逆戻り。

上記のとおり、2019年はひとくくりにまとめるのが難しい一年ではありましたが、世界的に見ると暗号資産取引の出来高は2018年に比べ大きく増え、ビットコインマイニングのハッシュレートも過去最高を更新しました。

 

特に海外では取引所の主戦場が現物から先物やデリバティブへ移行し、ステーブルコインやIEO等、新たなトークンやサービスが提供され、暗号資産自身の進化を含めたイノベーションを感じることができる年になりました。

 

日本では、レバレッジの倍率規制が導入されたにもかかわらず、ビットコインの出来高は比較的健闘しました。しかし、かつての”日本が仮想通貨業界をリードする”という夢は残念ながら遠ざかっているような気がします。


ただ、ビットコインが誕生して11年、イーサリアムが誕生してまだ5年です。まだまだ黎明期です。既存の金融業界に地殻変動をおこす可能性のあるブロックチェーンや暗号資産はまだ始まったばかりです。世界各国の規制が見えてきた段階で、暗号資産の黄金期を迎えると思います。


さて、事業面ですが、海外ではいくつか新しいサービスを提供できているのですが、日本ではまだまだ経営基盤の強化中でありまして、お客様の声にお応えできておりません。深くお詫び申し上げます。

目立ったリリースはありませんでしたが、少しずつながら、以下のとおり、サービスの改善を行いました。


  • Liquidプラットフォームの安定化
  • 外部ワールドブックの接続完了
  • セキュリティの強化
  • APIの充実(Websocket/Liquid Tapへの移行)
  • 入金・出金の高速化
  • ライト版アプリの充実
  • 新しいMatching Engineのローンチ
  • QASHトークンユーティリティの一部実施

今後も、お客様の声に耳を傾け、真摯に向き合っていきます。


2020年は、順不同ではありますが、ワールドブックの本格稼働、永久先物サービス開始(※海外のみのサービスとなります)、Liquid USAのローンチを目指していきます。

QASHトークンは、リブランディングも含めまして、Liquid Distributed LedgerのMainnetローンチ前後に行い、ユーティリティも充実させていく予定ですので、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。


激動の暗号資産業界では、当初の予定通り進まないことの方がむしろ普通になってきておりますが、暗号資産業界の健全な発展を目指しますので、引続きサポート頂けますと幸いです。

 

 

世界でのLiquidの評価


日本では、世界の取引所も含めた比較分析等があまり存在しませんが、うれしいことに、当社は海外では数々の評価をいただいております。

 

  • 仮想通貨大手調査企業 Crypto Compare が発表した2019年Q3の世界の仮想通貨取引所ランキングでLiquidは国内では最高位の6位にランクインしました。

CryptoCompare Exchange Benchmark Q3 2019

 

  • さらに先日発表された 大手監査法人 KPMG の2019年度フィンテック100レポートで、Liquidが世界で38位に選定されました。2018年から2年連続でのランクインとなります。

2019 FINTECH100レポート


  • また、セキュリティに関しましても、ICO Rating社が公開したExchange Security Report V 2.0において、国内の仮想通貨取引所の中で最高評価をいただいております。

Exchange Security Report V 2.0


暗号資産の魅力の一つがボーダレスです。一つの国や中央銀行にとらわれることがありません。暗号資産市場こそ、日本企業が世界を目指せる数少ない市場でもあります。

当社は、今後も世界で評価されるべく、気を緩めることなく、絶えず努力して参ります。

 

 

主なアップデート情報


こちらで直近の主なアップデートをご紹介させていただきます。


  • 国内初のQASH ユーティリティ導入

Liquidの独自トークンQASHに関しまして、国内でも本格的に導入いたしました。Liquid上での一部通貨ペアにおいて、取引手数料をQASHでお支払いただくことで50%オフとなります。今後もQASHの実用性の拡大に努めて参ります。

Liquidブログ「国内初のQASH ユーティリティ導入」


  • APIによる仮想通貨の出金が可能に

APIの機能充実の一環として、APIによる仮想通貨の出金が可能となりました。お客様アンケートにてプロトレーダーの方々より多く寄せられた”出金機能の迅速化”のご要望にお応えする形で実現したものになります。今後もお客様に満足していただけるプロダクトの開発を進めて参ります。

Liquidブログ「APIを利用した暗号資産の自動出金が可能となりました」

 

  • Liquid ライト版アプリ Ver.2.3.5 リリース

12月23日にライト版アプリのVer.2.3.5がリリースとなりました。

ポートフォリオに拘束中金額が追加され、また未確定注文に対する編集機能が充実し、決済指値・逆指値注文など取引管理がしやすくなりました。

バージョンアップの詳細・ダウンロードはこちら

 

  • 決済指値及び逆指値注文がより高機能に


    こちらはWEB版での機能になりますが、決済指値及び逆指値注文において、従来の価格での設定に加えて、数量と%でターゲットを設定できる機能が追加されております。
  FAQ「注文時にT/P、S/L を設定する」

※その他アップデート情報につきましては以下のブログでご確認いただけますと幸いです。

Liquidブログ「アンケートの回答に対する改善、および今後の改善プランについて」

 

 

最後に

Image from iOS

最後になりますが、11月に日本事務所設立5周年記念パーティを行いました。5年間いろいろありましたが、一度も不正流出なく、ハックされずに成長してこれたことに感謝しております。

 

そして、2020年は、東京オリンピックの年でもあります。

海外から日本への訪問者が仮想通貨等を使うことができれば最高ですが、まだまだ時間がかかるかもしれません。

ただ、これを機に、業界も当社も飛躍の年にしたいと思います。

 

それでは皆様、良いお年を。

 

令和元年12月26日

 

栢森

執筆者

栢森 加里矢(かやもりかりや)

東京大学法学部卒業、ハーバード大学MBA取得。三菱商事、Globespan Capital Partners、ソフトバンクグループにてシニアロールを歴任する中、日・米・アジアで投資・IT・ベンチャーに携わる。2014年11月にQUOINEを共同創業、2016年4月よりCEO。

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